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| 2013年12月28日(土) ■ |
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| 金子と私の関係は「凧」と「凧を揚げる人」 |
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書籍「僕の死に方」エンディングダイアリー500日 (金子哲雄著・小学館刊・205頁)から。 彼の死を多くの人たちが悲しんでから、どれくらい経っただろう。 また、同じような役割をする人たちが登場してきて、 何事もなかったことのように、世の中は進んでしまう。 だから、彼の生きざま・死にざまは、立派だったけれど、 敢えて、内容には触れないことにしようと思う。 私が選んだのは、彼の奥さんが書いた「あとがき」から、 二人の関係に触れたフレーズ。 金子と私の関係は「凧」と「凧を揚げる人」のようなものでした。 金子は凧です。放っておくと、どこまでも飛んで行ってしまう。 私の役目は、ただ糸を持っていること。 無理に上げる必要はありません。 勝手に風を読んで、どこまでも高く昇っていく。 私はただ、金子が安心して高く昇っていけるよう、 糸を離さないように持っているだけです。金子はよく言いました。 僕がへんなところへ行っちゃうようだったら、 その時だけ、クッと糸を引っ張ってくれる?」 そうか、そんな関係の夫婦もあるんだな、と妙に納得した。 また新しい夫婦の関係を教えていただいた気がする。 もう一度、妻と「夫婦の関係」について、話してみようっと。
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