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| 2013年12月26日(木) ■ |
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| 食べるものは、我慢できるけど、出すものは我慢できないからね |
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第165回泉のまちカレッジ(講演会)
講師「白井忠志」氏(伊豆どろんこの会・理事長)
演題「2011年3.11被災地に何が起こった? 2013年今日から私は何をするか?」から。 名前を見てすぐに気がついた、高校の同級生だと。(笑) 頑張ってるなぁ・・と講演前に挨拶を交わした。 東日本大震災の現場に、何度も足を運んだ彼しかわからない情報は、 これから確実にやってくると言われている、 東海地震や東南海地震の被災地となる私たちにとって、 とても参考にすべき貴重なメッセージが隠されている。 「何よりも困ったのは、トイレです」 「食べるものは、我慢できるけど、出すものは我慢できないからね」 人間でも動物でも、出すものは我慢できない。(汗) 普段食べ慣れないものを口にして、お腹を壊す人だっているはず。 震災時、もっとも必要となると思われるトイレが、 あまりクローズアップされていないな、彼の話を聴いてそう思った。 蒲団や毛布などの寒さ対策や、食料や水などの備蓄状況などは、 確実に整備されてきているが、簡易トイレは少ないのかも・・と ちょっぴり不安になった。 また、自衛隊が来るまでは、協力しあい頑張っていた住民が、 支援が到着した途端、怠惰になってしまった、という話は、 私たちにとっても笑えない話だな、とメモを取った。 最後に、彼が大きな声で口にしたのは、神様からのメッセージ。 「阪神淡路大震災・中越地震・東日本大震災などを通じて、 準備をしておけ、とあれほど言っただろう?」 そんな意味の言葉だった。 どんなことが起きて、どんな課題があるのか、 充分わかっているのに、何も準備をしていないままで被災したから、 私も救いようがないよ、そんな意味に解釈した。 厳しいけれど、そのとおりだよなぁ。(汗)
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