
|
 |
| 2013年12月01日(日) ■ |
 |
| 責難は成事にあらず。 |
 |
書籍「十二国記(華胥の幽夢)」の中の(華胥の夢)、 小野不由美著・講談社X文庫刊・365頁)から。 王が国を良くしようと努力するが、なかなかうまくいかない。 その国の住民生活は困窮を極め、それに呼応するように、 王を非難する人が増えるのは、世の常である。 そんな物語の中、ひとつのフレーズが浮かび上がってくる。 「責難は成事にあらず」 意味は「人を責め、非難することは何かを成すことではない」 「非難するは容易い、けれど、それは何かを正すことではない」 そんな解釈として使われている。 「それは違う、ということは容易いけれど、 でも何をすれば違わないか、それを言ってあげることができない」 「そちらじゃない、こちらだと言ってあげて、初めて、 正すことになるんじゃない?」という言葉は、私の心に響いた。 「それができないのだから、私には非難する資格などありません」 「ただ責めるだけで、正しい道を教えてあげられないのなら、 それは何も生まれない。正すことは、何かを成すことだけど、 非難することは何かを成すことじゃない」 それを短い言葉にすると「責難は成事にあらず」となる。 ついつい、他人のしていることに不平不満を言いたくなるが、 この言葉を思い出して、慎もうっと。
|
|