|
|
2013年11月05日(火) ■ |
|
Tous cobayes? (みんな、モルモット?) |
|
映画「世界が食べられなくなる日」(ジャン=ポール・ジョー監督)から。 「食の安全」とか「食育」など、食べ物に関する記事は、 毎日のように、新聞紙上を賑わせているが、どれだけ理解しているのか、 自分でもはっきりわからない。 「遺伝子組み換え作物」や「原発放射能を浴びた食べ物」は、 体によくないと、一般常識としては知っているが、 では何か行動しているか?と訊かれたら、答えは「ノー」なのである。 と言うことは・・冒頭に飛び込んできた強烈なメッセージ(フランス語) 「Tous cobayes?」 (みんな、モルモット?) に対して、 「イエス」と答えたことになるかもしれない。 「良いか、悪いか」「正しいか、正しくないか」「安全か、安全ではないか」 私たちの体を使って、長い食生活の期間を、科学者が実験している。 作品中、福島で農業を営んでいる高齢者も、やる気が出ないと本音を語った。 そして「なんかモルモット扱いされているような気がします」と呟く。 根本的な解決方法が見つからないので、いろいろな方法で実験してみて、 最適の手段を選んでいる感じがするから、我々を「モルモット」と例えた。 今回の作品は、反対派の一方的な主張であり、メッセージ性が強い。 だから、その点を考慮して鑑賞する必要がありそうだ。 しかし、このメッセージも参考にして、自分のしっかりとした意見を持ち、 それが明日からの行動へ繋がればいいな、と思う。
|
|