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2013年06月10日(月)
外国文学は背景・文化を知っておくとわかりやすい

日本大学国際関係学部市民公開講座(平成25年度上期)
講師「日本大学国際関係学部 眞道杉助教授」
演題「音楽の都の文学」(〜オーストリア文学の紹介〜)から。
もう私の中では、完全に6月の歳時記となっている
市民公開講座の受講であるが、今回の統一テーマは
「世界の文学と『世界文学』」。
初回が仕事と重なり、2回目からの参加となったが、
世界文学(外国語文学)は、日本文学と比べると、
ついつい後回しになりがちなジャンルのため、
ちょっと苦手克服の方法でも見つけたいと、足を運んだ。
そのヒントは、なんと冒頭に説明された。
「外国文学は背景・文化を知っておくとわかりやすい」
言い換えれば、その国の歴史や地理、国民性をはじめ、
書かれた時代背景や文化を理解してから読み始めると、
その面白さが倍増するようだ。
彼女が説明してくれたオーストリア人の気質、
「人間主義」「二重性(多重性・多様性)」
「心地よさ」「自己批判」を理解するだけでも、
「フランツ・カフカ」に代表される文学だけでなく、
ウィーンで第9交響曲を完成させたと言われている、
「ベートーヴェン」、他にも「ヨハン・シュトラウス2世」
「マーラー」「ブラームス」といった音楽家の作品にも、
今までとは違った印象で聴くことができる。
また「夢判断」「精神分析入門」で有名な「フロイト」など、
「えっ、あの人もオーストリア?」という名が登場した。
「オーストリア文化=ウィーン文化」と言えない面白さ、
教えていただいた作品、図書館で探してみようっと。