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しもさんの「気になる一言」
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2013年03月11日(月)
そっとしておく おもいやり

「3.11」この日が近づくにつれ、新聞・テレビをはじめ、
ネットの世界でも「風化してはいけない」と特集が組まれ、
あらゆる角度から、東日本大震災・福島原発事故が報じられる。
でも、ちょっと待って・・被災者はどう思っているんだろうか?
立場を変えた時、私の中で浮かんだのは、そっとしておいて。
辛い気持ち、悲しい想いは、早く風化させたいんじゃないか、
そんな気持ちが浮かんできた。
続いて思い出したのが、相田みつをさんの日めくり標語「24日」。
「親切という名の おせっかい。そっとしておく おもいやり」
国全体が悲しんでいる時に、天の邪鬼と思われるかもしれないが、
私は「早く忘れて欲しい」と願うひとりである。
あの時の津波被害を教訓にして、全国で独自に訓練をするのはいい。
家族で、いざという時のために話し合うのもいい。
しかし、あの当時を振り返る特集番組は、もう観たくない。
(震災当時を思い出すだけで、胸が締め付けられるから・・)
「北海道十勝沖地震」や「阪神淡路大震災」をはじめ、
「中越地震」や「ニュージーランド・クライストチャーチの地震」など
被災者の想いを少しずつ「時が解決している」気がしているから。
今一度、被災者の声に耳を傾けて欲しい。
本当に「風化して欲しくないから、毎年、特集を組んで欲しいのか」
世界から評価される日本の「思いやり」とは、相手の立ち場に立つこと。
「復興支援をしたい」という思いだけは、ずっと持ち続けて欲しい。
風化してはいけないのは「原発事故」ではないだろうか。