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しもさんの「気になる一言」
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2013年03月10日(日)
人間は弱い存在ですが、絶望の時にも希望を持ちます

映画「タイタンの逆襲」(ジョナサン・リーベスマン監督)から。
ギリシャ神話の英雄ペルセウスの活躍を描いた
「タイタンの戦い」(2010)の続編だったらしいが、
やはり前作を観ないとストーリーが理解しにくいようだ。
そんなことも知らずに観ていたので、
「ポセイドン・ゼウス・ハデスの神器を作り、
3本を合わせた『三重の槍』こそ、クロノスを倒した」
との台詞をメモしたところで、まさか日本の歴史で有名な
「毛利元就と三本の矢?」と思わず笑ってしまった。
さて、物語とは直接関係ないが、メモした台詞。
今まで命令さえされたことのない、アンドロメダ女王が、
跪いて神器の作り手・ヘパイストスに協力をお願いするシーン。
「人間は弱い存在ですが、絶望の時にも希望を持ちます。
愚かと知りつつ、何かを信じます。
そして、時には劣勢を跳ね返して、勝利します」
この台詞は、神と人間の違いを認めながらも、
人間は、こんなに誠実なんです・・と訴えているようでもある。
だから、人間に力を貸してください、と。
誰よりも美しい女王に、手を握られ、こんな表現で頼まれたら、
どんな偏屈な男でも協力したくなるのも無理はない。(笑)
まぁ、それは冗談としても、素敵なシーンだったな。

P.S.
3.11東日本大震災の特集を観ていて、
この映画・この台詞が浮かんできたのは、偶然ではないと思う。