
|
 |
| 2013年02月25日(月) ■ |
 |
| 人が殺人を犯すのは、ほかに選択肢がないからだ。 |
 |
書籍「ガリレオ8 禁断の魔術」 (東野圭吾著・文藝春秋刊・327頁)から。 「透視す(みとおす)・曲球(まがる)・念波う(おくる)・ 猛射つ(うつ)」の章に分かれた作品の中、 「透視す」から、このフレーズを選んだ。 最近、新聞紙上で「殺人」という単語を目にするたびに、 私には、人を殺す度胸なんてないな、と思っていたら、 「人が殺人を犯すのは、ほかに選択肢がないからだ。 度胸のあるなしは関係がない」の表現に出会った。 どうして殺人なんてするんだろう?という視点で考えたら、 「ほかに選択肢がないからだ」と気付いた。 他人からみたら、他にも選択肢があったろうに・・というのも、 本人にとっては、もうこれしかない、と追い詰められていた。 そう解釈すると、今まで理解できなかった事件が、 ちょっとだけ、そういうことか・・と思えた。 もちろん、そんな事件はあってはならないのだが・・。
|
|