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| 2013年02月03日(日) ■ |
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| なぜ事を急いだ、寅次郎 |
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「なんだかんだと言っても、ほとんど毎回観てるね」と呟く妻を チラッと横目で観ながら、気になったシーンがある。 もちろんNHK大河ドラマ「八重の桜」の話から。 友人と弟子への「遺書」と言われる「留魂録」の冒頭に書いた 「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも とどめおかまし大和魂」は 死刑宣告を受けた前日に書いたんじゃなかったかな?という くだらない私の知識と、吉田寅次郎の慌てぶりが重ならなかった。 死刑覚悟で、老中暗殺計画を告白したとずっと思っていたし、 自分が死ぬことで、自分を慕っている若い武士たちの心を一つにし 国をまとめるつもりだったのでは、とさえ美化していたから。(汗) だから、吉田寅次郎(松陰)の死を知った佐久間象山が呟いた台詞、 「なぜ事を急いだ、寅次郎」は意外な台詞だった。 自分の心をコントロールできずに、感情で告白してしまった、と そう考えているようにも聞こえた。 う〜ん、「八重の桜」で「吉田松陰」の話をするのも変だけれど、 こんなことで年末まで話題が続くのだろうか、と心配している私がいる。
P.S. フレーズとしては「喧嘩もたまには生き抜きだ」が良かった。 いつか、気になる一言で採り上げたいな。
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