
|
 |
| 2013年02月04日(月) ■ |
 |
| 子どもが無免許で高速道路を運転している |
 |
講師「NPO法人e-Lunch 理事 桑原光子さん」 演題「大人のためのウェブチェック講座」から。 わが町の青少年健全育成の会議で、講演をしていただいた。 最近、ネット犯罪・ネット被害の話を聴く機会が多いが、 驚いたことは、数ヶ月前の知識がもう古くなっていることだった。 そんな中、今の子どもたちが晒されているネット環境を、 うまく表現できる例えがなかなか見つからずにいたら、 今回の彼女の講演で、そのヒントが見つかった。 ネットの怖さを伝えるため、スクリーンに映し出された写真は、 「小学生くらいの子どもが車のハンドルを握っている」光景。 それが「小学生くらいの子どもが高速道路を運転しているくらい危険」 との説明を受けて、なるほどなぁと思った。 実はネット社会をはじめとした、情報処理の教育って、 誰がどこで教えているか、と訊ねたら、誰も答えを持っていない。 特に被害に結びつく可能性を秘めた「情報モラル教育」を受けないまま、 簡単にネットの社会に飛び込むのは、まさに1枚の写真が示すとおり、 「子どもが無免許で高速道路を運転している」のと変わらない。 ネットの世界は何でもありだし、被害者のつもりでいたのに、 実は加害者にもなっていた、なんて話は、よく耳にすること。 だからこそ、ネットの社会のルールとマナーを教えなくては・・と思う。 子どもだけでなく、何も知らなくても繋がってしまうネットの世界は、 大人にとっても魅力的な存在のはず。 メディアの報道では「脱法ハーブ」の単語が紙面を賑わすが、 ネットの世界では(脱法でない)「合法ハーブ」が売り買いされるらしいから イタチごっこという他はない。 早いうちに「情報モラル教育」を学校の教科にして欲しいものだ。
|
|