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しもさんの「気になる一言」
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2013年02月01日(金)
相槌とは、団扇のようなもの。

書籍「聞く力 心をひらく35のヒント」
(阿川佐和子著・文藝新書刊・253頁)から。
聞き上手の阿川さんならではの、定義だと思った。
書かれていた本文は、もう少し長い。
「相槌とは、燃えさかる薪ストーブの火を、じっと見守って、
少し弱くなりかけた時に、ときどきあおぐ団扇のようなもの」
「そう」「それで?」「面白いねぇ」「どうして?」「それから?」
そんな相槌は、しぼみかけた会話に勢いをつける。
「留守番電話」のように「ピーッという発信音のあとに
『さぁ、しゃべりなさい。ほら、話しなさい』と言われても、
無言の機械に向かって一人でしゃべり続けることが苦痛」と言う。
相槌が可能な「留守番電話」があったらいいのに・・と
半分冗談、半分本気のようなことを書いていた。
その相槌がうまくできる人こそ「聞く力」があり、
相手が「心をひらいてくれる」に違いない。
これから彼女が出演している番組を観る時、
この「相槌」のテクニックを観察してみようっと。