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2013年01月22日(火)
江戸の風

書籍「落語進化論」(立川志らく著・新潮選書刊・217頁)から。
今年は「落語」に夢中になってみようと、
新年1月から意識的に「落語」関連書籍やビデオをはじめ、
多くの「落語」を耳にするところからはじめている。
もちろん、東京の寄席や、近隣市町で開催しているホール寄席も
顔を出したいと思っているが、私が求めている「落語」は、
「古典落語」だということがわかってきた。
「新作」を否定しているわけではないが、やはり「古典」。
それも「江戸時代の雰囲気」が感じられる作品が好きだ。
そんなことを考えていたら、
筆者が、立川談志「最後の落語論」に、江戸の匂いを感じた、
落語家は「江戸」という「風」「匂い」の中で演じるということ。
落語にきちんと「江戸の匂い」を漂わせられるか、どうか。
古典落語の名人の基準は「江戸の風」を吹かせられるか。
そんなことを、書いていたので、思わずメモをした。
いろいろな愉しみ方があると思うけれど、
私は「江戸の風」を感じるか、そんな基準で落語を愉しみたい。