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| 2012年11月28日(水) ■ |
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| あの1年があったから・・ |
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地元中学校で生徒全員を集めて「夢講演」が開催された。 講師は、静岡市在住の伝統木版画家・風鈴丸さん。 木版画家として、自らの人生を歩んでいる彼女の体験談を 直接本人の口から聴くことで、生徒が夢を抱き、 夢に向かって努力するための一助となれば・・という趣旨。 私も聴く機会に恵まれ同席したが、印象に残ったのは 大学を卒業して、本気に木版画と向き合った1年間の話。 あの子、本当に大丈夫かな?と思われるくらい 「木版画」に没頭した生活を過ごしたらしい。 あの1年間があったからこそ、今、私は木版画家として仕事をし、 こうしてみんなの前で話すことが出来ている。 そんな想いが感じられる「あの1年があったから・・」だった。 私も思わず頷き「同感!!」と叫びそうになった。 人生の中に、辛くもあり、楽しくもあった「1年間」があると、 人間は、この1年を思い出すことで、壁を乗り越えられる、 そんな気が私もしていたから。 私の場合は、人生に悩んでいた36歳(年男)だった時の1年、 毎日書き続けた「川柳」と「555字の日記」こそが、 自分に自信を与えてくれたことは、間違いない。 1週間や1ヶ月の継続では得られない1年間という単位。 今振り返れば、たった1年。 この期間、寝ても覚めても考えているような何かに 夢中になれた時、この意味がわかるんだよなぁ、きっと。
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