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| 2012年08月20日(月) ■ |
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| 相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ |
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書籍「ナミヤ雑貨店の奇跡」(東野圭吾著・角川書店刊・385頁)から。 あらゆる悩みの相談に(手紙で)答える、不思議な雑貨店、ナミヤ。 回答者のおじいさんが店主で、名を「浪矢雄治」と言う。 「ナミヤ」を「ナヤミ」と引っ掛けたあたり、 ついつい本屋で手にしてしまう、巧妙な策にハマってしまう。(笑) さて、悩みはほとんど究極の選択であることが多い。 本の帯(裏)にも、その選択が書かれている。 「夢をとるか、愛をとるか」「現実をとるか、理想をとるか」 「人情をとるか、道理をとるか」「家族をとるか、将来をとるか」 「野望をとるか、幸せをとるか」・・ そして、この「浪矢雄治」さんが息子さんに呟く台詞が面白い。 「長年悩みの相談を読んでいるうちにわかったことがある。 多くの場合、相談者は答えを決めている。 相談するのは、それが正しいってことを確認したいからだ」と。 だから、自分の決めた答えと違うと、再度相談の手紙が届くらしい。 人間の心理を良く理解している、重みのある言葉である。 そんな面倒臭いことやめればいいのに・・と説得する息子に、 「これも人助けだ。面倒臭いからこそ、やり甲斐がある」と言う父。 そして、死んでからも気になるのは、回答後のその行方。 本の帯(表)に「あの時の回答は、あなたを救いましたか?」とある。 へぇ、そういうことか・・気になる方は、是非、読んでみて。(笑)
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