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| 2012年03月19日(月) ■ |
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| 本音と建前を使い分ける民族の陰湿さ |
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書籍「13階段」(高野和明著・講談社・350頁)から。 タイトルだけで、死刑の「13階段」を想像した。 しかしながら、読み進めると「死刑執行起案書は、 5つの部署13名の官僚の決裁を受けることになっていた」 「死刑判決の言い渡しから執行まで、 どれくらい手続きがあるのかを数えてみた。 すると、それは13あった」・・なるほど「13階段」か。 さて気になったフレーズは、日本民族の特徴を表現している。 (死刑制度に関する国民アンケート結果をみても) 「日本人はな、悪人を死刑にしようと心の中では思いながら、 それを口にする人間を白い目で見るんだ」と言いながら、 「本音と建前を使い分ける民族の陰湿さだよ」と続けた。 「テレビなんかみてても、死刑反対の人しか出てこないですもんね」 たしかに「死刑賛成」と声高に堂々と主張する人は、 テレビではお目にかかったことはない。 あの人は、冷酷な人だ・・と言われるのを避けている。 その理由こそ「日本民族の陰湿さ」だと指摘され、頷いた。 それは、凶悪犯罪の被害者に対しても、同じことが言えるらしい。 「この国では、凶悪犯罪の被害者になった途端、 社会全体が加害者に変わるんです。 そして、どれだけ被害者をいじめても、誰も謝罪しないし、 責任もとりません」という被害者家族の言葉が、胸に染みた。 仲間だと思えば敵だったり、応援してるかと思えば足を引張ったり、 とかくこの世は、住みにくい。(笑) この「日本民族の陰湿さ」を意識して発言することの意味を 問題発言ですぐ更迭される政治家は、知っておくべきだろう。
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