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| 2011年08月19日(金) ■ |
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| いい人だって死ぬ、それが戦争だ |
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映画「エクレール・お菓子放浪記」(近藤明男監督)から。 宮城県石巻市を中心にロケ撮影がされ、 この春、東北地方で先行上映されるはずだった作品。 それが、東日本大震災で、ロケ地だった場所がなくなったり、 エキストラで出演していた人たちも津波で亡くなった話を耳にし、 いてもたってもいられなくなって、自主上映会場に足を運んだ。 あの映画館やあの場所も・・と、石巻市の魅力満載の映画が、 追悼の映画になるなんて、誰もが想像しなかったことだろう。 しかし今、全国で、復興支援としてこの作品の上映会が開催され わが町でも、実行委員会形式による自主上映会の準備を始めた。 物語では、大切な人を戦争で次々と亡くし、主人公が呟く台詞、 「もう優しい気持ちなんてまっぴらだ」も印象的だったが、 「いい人だって死ぬ、それが戦争だ」と彼に諭す台詞も心に響いた。 今回の3.11大震災の衝撃を「第2の敗戦」と位置づけた人もいる。 そういう意味では、被災者の慰めにはならないと思うが、 「いい人だって死ぬ、それが戦争だ」を読み替えて 「いい人だって死ぬ、それが地震だ、それが津波だ」と残したい。 だからこそ、残された私たちは、毎日を大切に生きなければ 戦争や震災で命を落とした人たちに申し訳ない、と感じる今日この頃。 是非、多くの人に観て欲しい、と思う作品であった。 きっと観るたびに、気持ちが優しくなってくる気がするから。
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