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| 2010年03月15日(月) ■ |
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| 「養其拙」其の拙を養ふ(その素朴さを養う) |
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映画「犯人に告ぐ」(瀧本智行監督)から。 最近「禅語」に興味があるからか、 ストーリーよりも、小道具と言うべきか、 掛け軸や表装された額などに書かれて文字が気になる。 主人公の配属それた警察署の部屋に飾ってあった額に 「拙其養」の文字発見。 たぶん「養其拙」という言葉だろうと見当をつけて調べたら 「養其拙」其の拙を養ふ(その素朴さを養う) 「拙」はつたない、という意味で、 飾り気のなさ(気持ち)を養う、という意味があることを知った。 素朴な心を持ち続ける=上手く世渡りしない、と解釈すると、 この物語の主人公の気持ちに合致して、この作品の根底を流れる 制作者の想いが浮かび上がってくる。 画家がちょっとした遊びで、自分を絵画の中に登場させるように、 たぶん、監督もさりげなくこの作品の中に、その想いを登場させた、 そう考えてもおかしくない。 こんな視点で、映画やドラマを観察するのは、とても楽しいし、 それを発見した時、私の心の中で「み〜つけた」と叫ぶ喜びがある。 これからも、こんな視点で映画を観続けたい。
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