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| 2009年08月24日(月) ■ |
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| 悟りを目的に座禅をするのではない |
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映画「禅 ZEN」(高橋伴明監督)から。 言わずと知れた、鎌倉時代初期の禅僧、日本曹洞宗の開祖、道元。 一般には道元禅師と呼ばれている。 その教え、考え方が、物語全体を包み、 鑑賞後、なぜか座禅をしたくなった映画である。(汗) その「座禅」、目的は「悟る」ためだと勘違いしていた。 物語中、何度も繰り返される「悟りを目的に座禅をするのではない」の フレーズが、妙に心に残った。 座禅している姿そのものが仏であり、修行の中に悟りがあるという 「修証一等、只管打坐(しかんたざ)」の禅を伝えた彼らしい表現である。 「喜びも苦しみも涙も…。あるがままに。」だけでは、理解しがたい教えも、 「あなたも坐ってみませんか」と誘うだけ。 ただただ「坐ること」により自分というものを見つめる機会となる。 積極的に「孤独」を体験することで、自分の中に「仏」を見つけることか。 当たり前のことを、あるがままに感じる 「春は花、夏ほとどきす、秋は月、冬雪さえて、すずしかりけり」 目は横につき、鼻は縦についている、という意味の「眼横鼻直」という熟語。 メモは少なかったが、約2時間、まじめに向き合った映画となった。 たまには、こういう映画もいいな。
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