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| 2009年08月10日(月) ■ |
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| 年を取れば、好みも変わるよ。それが人生の楽しみだ |
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映画「象の背中」(井坂聡監督)から。 ある日突然がんと診断され余命半年の宣告を受けた主人公の 人間ドラマだから、何度か台詞にもあった 「死ぬまでは生きていたいんだ」を選ぼうと思ったが、 どうも、この映画にピッタリした台詞ではなかった。 今回選んだのは、会社の上司と一緒に 「そばがき」を食べながら話すシーンでの台詞。 「そばがき、初めてか?」「はい」 「まだ知らないことがあるってことは若い証拠だ。 年を取れば、好みも変わるよ。それが人生の楽しみだ」。 何でもかんでも、いつまでも若い頃と同じではつまらない。 それは、いろいろなジャンルで言えることだろう。 食べ物から、読書する本、聴く音楽、好きな異性のタイプまで(汗)、 少しずつでも成長しているんだから、好みも変わっていく。 それを良しとせず、いつまでも1つにこだわっていると、 人生は、思ったほど楽しめないぞ、そんなメッセージと解釈した。 上司は、彼の「余命半年」を知らずに呟いたが、 主人公にとっては、残された「人生の楽しみ方」を感じたはずだ。
PS. しかし・・・男ってバカだよなぁ、と思うシーンも多々。 監督、現実はこんなに甘くないぞ、って何度も心の中で叫んでいた。
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