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| 2009年07月22日(水) ■ |
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| 日食の雰囲気体験が大事だよね |
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期待感が大きかった分、厚い雲に蔽われた太陽を なんとか観たくて、昼休み中もずっと空を見上げていた。 しかも、その雲がフィルター代わりとなり、 肉眼で見ることができた、ほんの数秒の日食は、 テレビの映像とは、まったく様相を異にして、月のようだった。 この奇跡的な宇宙現象を、曇っていてどうせ見えないから、を理由に、 外へも出ず、きれいなテレビ映像で満足する行動力?は、 私が、一番恐れているこの国の国民性である。(汗) 確かに、今回は天候により、期待通りに見ることができなかったが、 それでも、空が徐々に暗くなっていく様子は、体感できる。 当然、雲の上では、期待通りの日食が行われているのだから。 それだけでも、この天体ショーに触れた価値は大きい。 ある方と話をしていて、その想いは強くなった。 その会話の一部が「日食の雰囲気体験が大事だよね」である。 テレビやインターネットの生中継、また新聞などに掲載されるだろう、 皆既日食に近い日食映像を観ることよりも、 私にとっての今回の日食は、月と間違うような色をした太陽であり、 厚い雲のせいではなく、まさしく日食のために、 空が暗くなった現象を目にしたことこそが、記憶に残されることとなった。 宝くじも買わなきゃ当たらない。 日食も外に出なければ、目にすることはできない。 これ、今回の教訓である。
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