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| 2005年05月17日(火) ■ |
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| 「治癒力」より「再生力」 |
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先週末、講演で「耕さない田んぼ(不耕起)の自然再生力」の話を聞いた。 稲刈りの後も、水を張りそのままにしておく。田植えの前にも耕さない。 放っておくことにより、強い稲が育ち、絶滅危惧種だった生物も増える。 いいことずくめのこの農法がなかなか広がらないのは、 農家の人たちが、雑草を取る作業を嫌うかららしい。 ちょっと前までは手作業でしていた除草作業が、農薬のおかげで減った。 わざわざ、今さら苦労する必要はない、そんな感覚なのだろう。 「本当の絶滅危惧種は農家」というフレーズは、けっこう笑えた。 稲刈り後のワラの価値に目を付け、さらに「自然再生力」を利用して、 田んぼを肥沃な土にしようとする試みは、基本的には理解できるけど、 この活動している人が、農家でなかったのが残念、説得力に欠けた。 私のアンテナに引っかかったフレーズは「放っておくこと」。 言い換えると、ひとつひとつの命の働きを活かすこととなる。 そういえば、今回私は術後、薬を何も飲まなかった。 主治医が処方してくれなかった、と言えばいいのか。(笑) 薬に頼らず、私という人間の持つ「再生力」だけで、回復してきた。 おかげで副作用もなく、とても早い期間で、普段の生活に戻れたと思う。 取ってなくなった胆のうの分を、他の臓器でカバーしあい、 私と言う人間が、確実に「再生」されていることを実感できる。 そんな体験を雑感にすると、気になる一言となった。 やっぱり「治癒力」より「再生力」の方が言葉の響きとして力強いな。
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