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しもさんの「気になる一言」
しもさん
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2003年06月16日(月)
人口が減って、発展した国は今までにない

(そろそろ書いてもいいかな?私の私見だから・・)
先日、通勤中に聴いていたラジオから流れてきたフレーズ。
ラジオでは、出生率低下、少子化問題について、熱く語っていたが、
私は、ちょっと違う視点で気になったので、思わずメモをした。
今、全国的な話題として「市町村合併」が、
ほとんど毎日新聞紙上を賑わせているし、
地方議会でも、ほとんどの市町村で、検討されている。
人口何十万人規模の都市をつくろう、と必死であるかのように。
今まで数万人の都市が、いくつかの合併により、数十万人の都市になる。
いかにも、大きな都市・中核になる都市の出現のように見えるが、
合併後、実は人口が減っていく。
そんな視点を見逃してはいないだろうか?
合併した時点が、人口統計では最高値。あとは、減少の一途を辿る。
そんな地域が、全国には多くあるはずだから・・。
人口の減少をどう防ぐか、
どう少子化対策をするかなどの政策が見えないまま、
ただ合併すれば、人口が増えるという発想は、
合併の一面しか見てない気がする。
歴史は語っている。だから、冒頭のフレーズが気になった。
これは学者の戯言ではなく、人類が誕生してから今までの現実だという。
国ではなく、市町村のレベルに置き換えても同じことが言えるだろう。
永遠の右肩上がりはありえない事は、知っているけれど、
あえて「人口が減って、発展した都市は今までにない」と言いたい。
「合併とは、都市として大きくなることではなく、大人になること」
私の根底には、この考え方が根付いている。
ところで・・・「発展」ってなんだろう? 
そんなことを考え、まとまらなくなってきた、私の独り言である。