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| 2003年06月10日(火) ■ |
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| 心を癒す手段、それが「チョコレート」 |
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やっと見ることが出来た映画「チョコレート」。 原題「モンスターボール」(処刑前夜のパーティのこと)が どうして、このタイトルに変わったのか・・ 私の興味は、そこにあった。 話題になった人種差別や、セックスシーンは、 あまり私のアンテナには引っ掛からなかった。 映画の中では、チョコレートが出てくるシーンが二つ。 ひとつは主人公の二人が 「チョコレート・アイスクリーム」を注文し、 「プラスチックのスプーンでね」と会話をするシーン。 そしてもうひとつは、黒人の子どもが 肥満になることも気にせず「チョコレート」を食べ続けるシーン。 和訳を考えた人が、タイトルを変えて私たちに伝えたかったこと。 それは、後者ではなかったのかと思う。 死刑になるほどの事件を起こした父親を持った、彼のストレスは、 私には想像が出来ないくらい大きなものだろう。 そんな彼のストレス解消法が「チョコレート」などの甘いものを 食べることだったのかもしれない。 そして彼は、食べることにより、心を癒していたのだろう。 誰でも抱えている、ストレスとの付き合い方と解消法。 それは、食べることであったり、セックスすることであったり、 人によって違う。 私たちは他人の奇怪な行為に対して 「どうしてやめられないの?」と責めてしまいがちだが、 「もしかしたら、この人なりのストレス解消法かもしれない」と 考える余裕を持って接してみたい。
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