初日 最新 目次 MAIL HOME


しもさんの「気になる一言」
しもさん
MAIL
HOME

My追加

2003年05月16日(金)
選手は将棋の駒じゃない

なぜ河原投手を使うのか?の問いに、答えた原監督のコメント。
よく監督は、選手と言う駒をどう動かすか・・という表現をするが
それは違う、と彼は以前から話していた。
確かに将棋の駒は、その駒に与えられた力を確実に発揮する。
だから、与えられた戦力でどう戦うのか・・将棋に例えられる。
しかし、選手は人間だから、実力より力が出ない時もあるし、
実力以上の力を発揮することもある。
監督の仕事は、その選手の実力以上の力を出せるような環境作り、
と彼は考えているに違いない、と感じさせてくれる試合が多い。
それでなければ、何度も何度も救援に失敗し、
ファンにも頼りにされず、本人もベンチで悔し涙を流す河原投手を
今度こそ・・とマウンドに送り続けることは出来ないからだ。
さらに、主力選手を欠いたとき、
将棋で言えば「歩」や「香」「桂馬」のような選手を「ト金」に
する術も、心得ている。
そして、彼らは実力以上の力を発揮して、勝利を手にしている。
ははは・・そう考えたら、しっかり将棋の駒として采配している。
言い換えるなら「選手はチェスの駒じゃない」が正しかったかな?
そういえば、今年は、監督采配がとても気になる試合が多い。
私なら、こうするな・・と試合を眺めながら、
全体の流れの中で、試合を観戦できるようになった気がする。