よるの迷走日記
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2006年11月24日(金) 馬が鹿に

帰ってきたらあれこれ仕事でトラブルが起こっており、
ちょっぴりがーん。
「あー、鹿と結婚して帰ってこなきゃ良かった。」
とかついつい口走る私は嫌な同僚。(わかってるけど言っちゃう)


2006年11月23日(木) 奈良二日目

朝食サービスの宿だったのでパンの朝食。おお、インスタントスープなども
あってなかなか親切。ついでにパンも個包装だったので1、2個余計に
もらっちゃったりして(がめつい)、元気に出発。
目指すは興福寺。しかし社会科見学か何か知らないが団体行動の中高生が
うようよいて戸惑う。平日に来ればいいのに。
釈迦の弟子像がたくさんありましたが、息子さんも弟子なのね。
凡人的に解釈すると俗世と称して母ちゃんと自分を捨てた人なのではなかろうか。
その人に師事しようと思うのがすごい。弟子になったらなったで
親と比較されたり他の弟子の嫉妬の対象になったり、苦労したのでは。
と、ついワイドショー的に賢人の苦悩を思う私に悟りは開けまい。
国宝の阿修羅像生で見られてうっとりしてしまいました。
お土産のクリアファイルがちゃんと正面と、背後の像になってるのが素敵。
もちろん購入。

奈良公園内で国立博物館の付属施設になってるらしい建物がクラシックで
素晴らしかった。水曜なら中に入れたらしい。あーやっぱり一日目と二日目
日程逆にすべきだったー。
国立博物館も特別展の狭間で新館はお休み。何だと!
お寺で見ると有難い仏像も、博物館に来ると研究対象ってのが何だか
妙な気分。お寺だとついつい拝むけど。博物館では誰も拝まない。
地下のミュージアムショップはなかなかだった。
親友延期さんが喜びそうな正倉院グッズやてぬぐいなどがたくさんあったのだが、
私の「彼女が好きそう」選択は微妙に外すことが多いので(プレゼントの才能
なし)いつか連れてこようと思う。

博物館の近くの売店で若草焼(あんこ入りの草もちをホットプレートで焼いたもの)
を買って食べる。鹿が寄ってくるが、無視。
そして東大寺へ。人の多いこと。東大寺そのものは拝観料がないのね。
売店にはしかせんべいとしかのふん(某奈良県出身大物お笑いタレント似のイラスト付)。
でっかい棒麩も鯉のえさとして売ってました。鹿も食べますと書いてあったが
鯉は飽食してるのかあんまり寄ってこない。鹿のほうが喜んでました。
十三年ぶりの大仏様はやっぱり大きかった。
二月堂三月堂も見て回りました。どこかのガイドのおっちゃんが
「あちらに見えますのが二月堂、こちらが三月堂そして皆様の後ろにあるのが
食堂です。」
と言って笑いが起こっていた。……平和だ。
その食堂で茶粥を食す。熱かった。
あとはもう、紅葉の奈良公園歩きまくり。銀杏が美しかった。
公園出たら今度はならまちをひたすら歩く。
やっぱりきものの人が多いからなのか和装グッズが安いお店を二つも発見。
前から欲しかった腰ひもを最安値で購入。ラッキー。

今度は近鉄奈良駅から京都へ。
そこで祝日の京都にはもう来るまいと思うほどの行列に並んで清水寺の特別拝観。
へろへろになって駅に戻る。奈良は夜間拝観などが見当たらなかったので
選んだのだけど、大失敗でしたね。
あ、でも人がたくさんだったので漬物八つ橋試食し放題(笑)。
それとさつま揚げやら牛しぐれまんやら甘酒やら買い食いしたり。
バスもギリギリ乗れたし。後ろの座席で女の子(たぶんそんなに親しくない友人)
相手に俺様って高校の頃からモテモテ、知らない別の学校の女に告られたり
バンドやっててファンの子に追っかけられたり、でも実は硬派でちょっと
古風なんだぜガツガツした娘よりちょっと控えめで内気な子が惹かれるぜ
と延々話してるのでどんなイケメンかと降りる時にこっそり見たら
全然普通の兄ちゃんでしのび笑っちゃったり、行っただけの元はとった。
でも駅ではコインロッカーどこに入れたかわからなくなってうろうろする羽目に。
携帯電池切れるし両替頼んだキオスクのおばんは感じ悪いし、しょんぼり。
さらに敦賀付近で電車が緊急停車するハプニングも。JR西日本過敏になってるのか
と思いましたが、駅に着くごとに情報が詳細になっていき、
線路内に危険物→動物→鹿というアナウンスが。うーん最後まで鹿か。
そんなこんなで私の一人旅は終わったのでした。


2006年11月22日(水) 奈良1日目

突拍子もなく(いつものことだが)奈良行きました。
大好きな京都から近いわりになかなか機会がなかったのですが。
今回ようやくその気になりまして。
初っ端から相当早めに着いてたにもかかわらずベンチで
ぼーっとしてるうちに行列になってて自由席座りそこねるとこだったり
(今回禁煙指定取れなかった。つか毎回思うが指定も自由も絶対禁煙
の方が混むし喫煙席の方がお掃除大変なんだし、喫煙指定のみにして
もう一両禁煙席にして欲しい)
京都で乗り換えて快速に乗ったつもりが各駅停車しかも何故か奈良より
遥か手前で止まっちゃっうのに乗っちゃったり、奈良駅手前で
切符の用意して、座席に置いて来ちゃったり(人生二度目……)。
しかしJR奈良駅の駅員さんは親切だった。こっちが戸惑うくらいすんなり
改札通してくれました。富●駅の時はもっと大変いぢわるだった。
ま、自動改札の都会との違いかもしれないが……。

お約束なボケの数々をかましながらついに着いたぜ悠久の都奈良。
さーて。ちょうどお昼時だし駅ビルでどこか適当に食べようかな。
お土産チェックもしておきたいし。
……一人旅だしあんまり事前チェックしてなかったのがいけないとは言え。
前回(修学旅行)は完全バス移動だったし。
驚きましたねぇ。JR奈良駅小さっ!二階建て?!
上にステーションデパートと横にマリエがある分富山駅の方がよっぽど立派。
でもバスターミナルに柿の葉寿司の売店はあり。

今回は奈良世界遺産ぐるっとバス(パスだったかも)¥800を利用。
これはねー、あんまり利用価値なかったかも。
指定路線内は普通の路線バスも乗れるけど、専門のバスは平日だと運行間隔が
70分間隔。一日目と二日目の日程をひっくり返してればもうちょっと良かったのか。
これで法隆寺方面までカバーできるってならともかくも、意外と全体的に範囲狭いし、
薬師寺―唐招提寺間とか興福寺―東大寺間のようにバスで待つくらいなら
徒歩で行った方がいい名所も多いし。
とりあえずまずは法隆寺方面へのバスに乗って薬師寺へ。よくわかんなかったので
「薬師寺東口」で降りちゃいましたが、薬師寺への案内図や看板はなし。
きょろきょろして緑が多そうな所を目指して歩く。しばらくしてあの三重の塔が
見えて一安心しましたが……。
お寺に入って三重の塔を眺めるといよいよ奈良に来たって気持ちが高まります。
おみくじを購入したら縁起物として米粒が入ってた。
平山画伯の枝も迫力がありました。

唐招提寺まで向かう途中でお昼ご飯。ミニ天丼とうどんのセット。
天ぷら揚げたてで美味しかった。
後から入ってきた大学のゼミっぽい五人組、何故か8人掛けの大きなテーブルが
空いてるのに座らず四人掛けの席に4−1に分かれて座ってた。
お昼時過ぎて空いてるのに。
しかもひとりで座ってた人、皆そば定食やうどん定食頼んでる中
カレーうどんをオーダー。どんだけ協調性ないんだよ。
彼らの会話からイヤーな予感してましたが、行ってみると唐招提寺は
金堂修復中。えーー。見事な門内にすっくと立つプレハブ工場はそれはそれで見物。
ビデオで本来の中の様子など放映してくれてます。
あと、宝物館で天平の甍が見られます。うう、鑑真様。
何でかわかんないけど私、このお寺がすきだなーと思ってしまいました。
また修復が完成したら来たい。
ここでは冬の伽藍の絵葉書と最近車運が悪い妹用に交通安全お守りをゲット。

バスに乗って平城宮跡へ。朱雀門が復原されてます。元じゃなくて原。
常駐してるガイドさんによると資料が乏しい&耐震設計のため、
オリジナルのとはやや異なるとのこと。遷都千三百年に向けて
大極殿も復原工事中。ここも良かった。日がな一日ボーっとここで
過ごしてみたい、けど風が冷たくて挫折。

まだちょっと物足りなかったので翌日行くつもりだった春日大社行きましたが。
疲れた足には遠かった。どんどん日が暮れるし。暗がりで見ると鹿まで怖い。
ここで勝守を頂きました。

後は宿に入って荷物置いて、周りを探検してお土産買って、夕飯食べて
お風呂入ってテレビ見て寝ました。チェックインの時にアメニティグッズ
をくれたので入浴剤やボディークリーム使ってリラックス。
枕が選べたのも良かった。朝まで熟睡でした。


2006年11月21日(火) 要求過大も程々に

見たかないが仕事中、「人妻」「三十路妻」「不倫妻」「H」のタイトルが
踊るアダルト雑誌売り場にて。

「若熟女」というとんでもない文字を発見。

いるかそんな奴。


2006年11月15日(水) もう大人なんだから

朝から延期さんとおでかけ。
地図でばっちりルートを予習してきたおりこうさんな彼女に比べ、
前日の食べすぎで気持ち悪い、とか言ってる阿呆な私。
あのさ、子供じゃないんだから。自分の限界いいかげん知れ。

その後も薬を手持ちじゃない方のバッグに入れてきてお昼に
胃薬分けてもらったり車酔いして車を緊急停止させたり
トイレ行きたくなってなりふり構わずコンビニに飛び込んだり、
大暴れ(書いてて情けない。)

それから栗ソフトとか豆乳ソフトを見るたびいつもの調子だったらなー
と愚痴るなー。なめこそば一人前しっかり食ったろうが。

今日ゲットしたもの。
五箇山豆腐一丁 
道の駅たいらの自家製ふきのとう味噌 
おまきスパガーデン和園のこれまた自家製ゆずみそ。
買うときに出来たてなんですよと言われた。ちょっと嬉しい。一瓶4百円。

こんな私を晩御飯の時間まで捨てずに付き合ってくれた延期さんは本当に
大人でいい人だ。いつもいつも振り回してしまって申し訳ない。
なのに今度は串揚げ屋さんに行ってみたいから付き合えとか言う私は
心底あんぽんたんである。二人とも下戸なのに。


2006年11月13日(月) 楽しい2chの歩き方

そう言えば内田春菊って『犬の方が嫉妬深い』読んで
何だこの人と思って以来読んでないな。今どうしてんだろ。
とふっと思って調べたらえらいことになっていた。
旦那(三番目)の両親と反りが合わなくて離婚、同居のまま
暮らしているらしい。子供は二男二女。あれ、どこかで三女って
書いちゃった。まいいかどうせ男か女かわかんない名前だし(暴言)。
最近昔ほど見ないのでもう二、三人産んでるのかと思ってたら、
やっぱりそうもいかないらしい。妊娠した回数分産んでたら
軽々クリアだけど。

ところで今まで私、2chって怖かったんです。
今までわりと好きな作家とか作品についてランダムに検索して読むことが多く、
そうすると「好き」にも結構温度差があったりする。
私にとってとっても大事な作品についてけなされてたり、
大して好きじゃない人にものすごく熱くなってる人がいたり、
作品はともかく作者の人格批判にまで及んでたり論争になったり
荒らしがいたり。

そんな中、内田春菊についてのスレを発見。
何。何なのこの一体感。……楽しいじゃないか。
ここで語ってる人たちってほとんどが元ファンもしくは何らかの不幸な事情で
内田春菊本人に関わってしまった人たちみたい。
その多くが、たぶん私と同じく彼女の不倫妊娠家出離婚&元夫バッシング
を見たり読んだりして
「は?」
となった人たちなのね。

ここに来てもやもやしてた気持ちがようやく晴れました、という人の多いこと(笑)。
私もそのひとりだ〜。賛同者を得られた喜びに満ちた聖なる場所(爆)。
書き込みこそしないけど過去ログを読むのに夢中になりそう。
もちろん現役のファンで擁護する人も来るしヤダヤダ人の悪口言い合っちゃって
ばかみたい的な悪口屋さんも来るのですが、皆何か、対応が大人(笑)。

悪口のあれもそれもこれも出典が全て本人が書き散らしたことだからねぇ。
ここの住人ってファンを自認する人よりも熱心に著作を読み込んでるかも。
突っ込みどころ満載で飽きないらしい。なるほどそういう本の楽しみ方
があったか。今度新古書店行ってみようかな(買うのはもう嫌)。
好きと嫌いはどこかで輪になっているのね……。


2006年11月08日(水) いきなり仏頼み

母の知り合いに最近宗教おたくがいるらしく
縁結びに効果があると言われたので倶利伽羅不動寺へ連れて行かれる。
親が危機感を募らせて見せれば見せるほど娘は白けてしまうのですが。
何だかなぁ。
ちなみに住所が石川県だと始めて知りました。富山だとばっかり。
でも高速最寄は小矢部インター。県境っちゅうことですわね。

いいお天気でドライブ日和。方向音痴母子が迷わず行けるのも
カーナビ様のおかげ。ありがたや。
古くて交通の悪い場所だけれど(冬は来たくない)、
ずっと信仰されているお寺という感じ。中に飾ってあった古写真が怖かった。
お参りして縁結びのお守りを買って押し付けられて、
他の人のご祈祷終わるまで隅っちょで聞いてこの上せっかく来たから
祈祷してもらおうかと言うのを何故か受付のおばちゃんと一緒になって
止めて護摩木(300円)を納めるので勘弁してもらって、
名物だと言う倶利伽羅そばとおでんをいただく。
そばは不思議な緑色。おだしがおいしかった。おでんもいいお味で、
柚みそがうま〜。
娘はまだまだ色気より食い気に走っております。許せ母。

それから一度やってみたかった岩盤浴へ。一見本当に普通の民家みたいなお店。
確かにじんわり暖かくてさらさらの汗をかく。気持ち良い。
でもちょっと1800円は高いかなーと言う気もする。
高濃度酸素吸入もやってみました。何かよくわかんなかった。

あちこちいってのんびりと、充実した休日だったな。


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