よるの読書日記
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『犬の方が嫉妬深い』<内田春菊/角川書店> 内田春菊、二度目の離婚を語る(笑)。 この人ってよくよく誤解されやすい人みたいねー。 というか、不満をずーっと溜め込んで、ずーっと我慢して、 相手がつけ上がるだけつけ上がった頃に「どっかん」 と来るので相手も回りも「え?何が起こったの?」 って感じになっちゃうみたい。 だって「できた人じゃない、血のつながらない子供の 面倒も見て家事もしてくれてマネージャーもしてくれて 会社もやってくれて!」 と思ってたら 「別れようと言っても別れてくれなかった、お乳もオムツも 私がやってた、食事は外食やインスタント食品、 マネージメントするのに人見知りの内弁慶、経理はいい加減で 浪費家だった!」 と訴えられても、ねぇ。
たぶん今のところ三番目の旦那さんと幸せみたいだし 別れて正解だったんでしょうが、下半身や夫婦生活の問題まで 赤裸々に触れるのは、それはあかんのと違う? 正直、押し切られた上のことでもそういう人と結婚したのは 自分だし、それまで別れなかったのも自分じゃないのか。 子供が欲しいのに非協力的で、もしこの人に振り回されてたら 今頃体が不妊治療でボロボロになってただろう……って やってもいないのにイヤだわ奥様。DNA鑑定の結果、 夫の子だと思いこんでいた長女も当時付き合っていた 別の男性の子だったというのに……。 ぐうたら主夫と不貞妻、どっちが悪いかって話になるとやっぱり 厳しい目で見ちゃうかな。 批判や反発は覚悟の上で書かれたんでしょうが。
本筋とは関係ないけど、自分やお子さんが太らない体質で、 別れた大嫌いな男が太ってたからでしょうか、 イコールデブは醜い、デブは意地汚いと思ってるような 印象を受けるのは私の僻目でしょうか。気のいいデブだって いると思うのよ。私は違うけど。
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