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■ 不器用
自他ともに認めるくらい、どんなことに対しても不器用です。 人との接し方も、料理も、手芸も、部屋の片付けも、考え方も何もかも。 だから器用な人って羨ましいなぁと本当に思う。 家庭科の時間にテキパキと動ける人は尊敬するし、HRの時間とかにムードメーカーになれるひとも、テスト前とかに頭を抱えながらもしっかりコツを掴めている人も尊敬する。
「羨ましいな」「尊敬するな」「あんな風になれたらいいな」 ずっとずっと、そう思いながらなんでこんなに自分は不器用なんだろう、と思ってきた。 けれど、本当に情けないんだけれど、私は器用になる努力をしてこなかったことも自分自身でわかっていたりするのだ。 つまり、私の不器用は経験不足からくるものなのなのだ。 教育の勉強をしたとき、子どもから大人になる間に経験しなければ、取得することが難しいものがある、という話を聞いた(例えば自転車。小学校の頃に乗り方を覚えられないとなかなか乗れないものらしい) そんな風に、私も越えなければ行けないハードルを越えることなく避けてきたことがたくさんあるのかもしれない。 それが積み重なって、今の不器用な私がいるのだろう。
でも、開き直りといわれるだろうけれど「別に不器用でもいいじゃない」って思う。 RPGのゲームをしていたって、すべてのイベントをクリアしなくてもゴールできたりする(メインのイベントはクリアしないと先に進まないけれど、例えば宝箱ひとつを取らなくても洞窟を抜けられたり)もちろん、悔しいからそんなときはやり直しとかして完全攻略をしたりとか出きるけれど。まさか今生きている人生を何年か前までリセットなんて出来ない。 もちろんガイドブックなんてものもあるわけじゃないから、見逃すイベントだってあるかもしれない。 けれど、それがなんだっていうんだろう。 もしかしたら、私は誰かが見逃したイベントをクリアしてきたのかもしれないし、まだまだこれからだって間に合うイベントだってあるかもしれないんだ。 「不器用は不器用なりに」これからを生きていけばいい。 生きていくのが嫌になるほど、私は私の不器用を悲観してはいないから。
幸せをありがとう★
2001年12月24日(月)
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