幸せ記録帳
涼香



 日記

1日の出来事を書くものを普通は日記というのだと思う。
けれども、私が日記を書くと、どうしても、その日の出来事から離れて、その日の自分の行動や心理の分析になってしまう(例えば、今日こんなことしたのは、きっと、こんなことをかんがえていたからなんだろうなぁ…とか)
だから、読み返すと、同じことをぐだぐだ悩んでたり、決めたことをなかなかやれてない自分が見えてくる。行動がワンパターン過ぎて、出来事は違っても、心の中は一緒なんだなって思ってしまう。

だからだんだん日記を書くのが嫌になって、数日間書かなくなったりもするんだけど、また数日たつと書きたくなる。その繰り返しがもう数年続いてる。
数年も続くと、成長してないのも見えてきて「ああ、ここ治そうとおもってるのになぁ」とか「進歩がない!」とかいろいろあるけど、でも、それだけ長く続くと、変わってないものの他に、変わったところも発見できたりする。

「ああ、同じところをぐるぐるまわってるようで、でもらせん階段みたいに、ちゃんと上に進んでるんだな」

そんなことを考えたりなんかもして、そんなときはすごくホッとする。
「変わらないもの」は確かに欲しいけど「変わるもの」のほうを私は求めている気がするから。
「変わっていくもの」というのは必ずどこかにあって、逆に「変われないもの」というのも、必ずある。そう考えたら、それなら変わっていけるものをどんどん変えていきたいという思いが出てきた。
日記を読むと、自分の変われないものがなにかってことがなんとなくだけどわかる。自分を立ち止まって考えさせてくれる、それが私のとっての日記。
幸せをありがとう★

2001年08月29日(水)



 名前

「名前」って、不思議なものだと思う。
名前が自分の心の本質を表している話とか名前を呼ばれると支配されるとかいう話がいっぱいあるけど(私がそういう話を読みすぎてるだけかな?)そんななかで、名前は親がくれる愛なんだっていった話があって、それが私のなかには一番印象が強い。

自分の名前って本当は好きじゃなかったんだけど、その話を聞いたら、好きになってた(やっぱり単純だなぁ)

そんなことから、いろんなものに名前をつけるようになったし、お話をつくるときにも、名前に何か意味のあるものが多くなった。
今使ってる「涼香」は、風になりたい私のイメージで出来た名前。もうひとつのルーシェも、響きが風のイメージかなって思って作ったものだし(この前ルーシェを漢字にしたらどうなるだろう? と思って考えてみたら「流紫衣」というのが出てきて、やっぱり風っぽいなぁとなんだか妙に納得してしまった。後使ったことは少ないけど、透翠って名前を使ったことも。中国っぽい名前が欲しくて考えたんだけど、またまたこれも風っぽいんだよなぁ)本当の名前も、もちろん好きだけど、この名前もとても好き。

ものにも、呼ばないくせに名前をバンバン付ける。
今使ってる携帯はピンクの本体にブルーのライトだから「コーラル(珊瑚)」という名前。
ティーポットの形をした銀の目覚ましは「ティエン(天)」
風を切って走る自転車は「フゥ(風)」
買おうかどうしようか迷いに迷って買った合皮の黒い鞄は「ナイト(騎士・夜)」
みたいに、愛着をもってるものには、ほとんど名前があったりする。
単純だけど、ピッタリ! と自分で思った名前が出来ると嬉しくなる。
幸せをありがとう★

2001年08月27日(月)



 小松未歩さん

最初に曲を聴いて、好きだなーと思っても、しばらくたつと、全然聴かなくなってしまったりするなか、小松未歩さんの曲だけは数年前からずっと聴き続けてる。
たぶんそれは、未歩さんの音楽の波長が私にとって心地よいから。

使ってる音色もとても好き。
透明感のある(と、私は思ってる)あの歌声もすごく憧れ。

歌詞のほうは「恋愛」がメインのものが多いのだけど、中に出てくる二人のストーリーや気持ちがぽんっと伝わってきて、ジワーっと広がって来たりする。
アルバムの曲を聴いてると、最初好きじゃない曲もいつの間にか好きになってしまうし、シングルCDをあまりもってない私が(だってどう考えたってアルバムの方が得に思えてしまうし^^;)3枚も未歩さんの曲は持っている。

そのなかの一枚『願い事ひとつだけ』という曲は、タイトルから気に入ってしまったひとめボレの曲。
その後きた誕生日に、親友に買ってもらって(関係ないけど、そのとき一緒にくれたペンケースはいまでも使ってる宝物だったりする)時々一人部屋で聞き惚れてる。

新曲が出ても、しばらくしないと、気付かない私だけど、ふっと落ち込んだときに聞くと、静かな元気をくれる(涙を流すことで元気になれる…みたいなかんじ)
ちょっと前に、眠れない夜はどうしますか? という質問に、寝ません。と答えたインタビューを見たことがあって、そのときに、あ、そっか、無理をしない人なんだな、って思った。だからこんなに、素直な歌なんだと妙に納得した記憶もあったり。
幸せをありがとう★

2001年08月25日(土)



 花屋さん

昔、おおきくなったらなりたいもの、というところに、「おはなやさん」と書くほど、花屋は私のお気に入りの場所です。

母が華道をしていたせいか、花は私のすぐ身近にいつもあって、部屋を明るくさせていたし、父がガーデニング好きなために、庭にも花がいっぱいのなかで育ったので、草花が好きな子に私は育ちました。

始めて花を買いに行ったお店も、今だに覚えていて、買った花も覚えてる。
花屋で買い物するなんて、母の日のカーネーションか父の日の花束だった私が、部屋にどうしても花を飾りたくて、ちょっと遠くにあるお花屋さんに友達と出かけたときだった。
お店に入ると、花の独特の香りがして、小学生だったから、あまり高いのは買えないしどうしよう…と友達と(ここ、私たちには場違いじゃない?)と目で会話をしていたら、

「なんのお花が欲しいの?」

誕生日のプレゼントかな? と優しいお姉さんが声をかけてくれて、
「なんでもいいんだけど、花が欲しいんです」
と、真面目に(たぶんお姉さんにとっては困る質問だったろうな)答えた。
そしたら、そのお姉さんが、それじゃぁ、と一本の花を取り出してくれて、
「これなんかどう? いい香りがするし、色もいっぱいあってきれいでしょ?」
そう言って渡してくれたのが、ピンクのスイトピーだった。
ひらひらと可愛い花と、香りが気に入って、
「それじゃぁ、それください」
と、初めて自分のための花を買いました。
帰ってきて、花を見たお母さんが
「スイトピーならもっと安くたくさん買えるのに」
とか言われたけど、満足だったなぁ。
それ以来、春の天気のいい日に自転車で花屋に行くのが好きになりましたv
そのせいかわからないけど、私の服はお花屋さんっぽいものが多いです(笑)お花屋さんと数人に言われたことが…(笑)
幸せをありがとう★

2001年08月24日(金)



 お菓子

料理オンチな私が、率先して台所に立つことがある。
そして、そんなときは、たいていお菓子作りが始まります。

私の手作りお菓子好きは、やっぱりお母さんの影響があるかな、と思う。
最近じゃ、滅多に作ってくれなくなったけど、昔は、月に2、3回くらい作ってくれて、私はそれが好きだった。
なかでも一番のお気に入りは「レアチーズケーキ」
毎年、家庭訪問の日の前日に作って、先生に出すのだけれどそれが毎年楽しみで、家庭訪問がなくなってしまった今がすごく淋しい(笑)
ときたま作って、って言っても「自分で作りなさい」って言われてしまうし(でも、ねばると、作ってくれたりする・笑)

そんな私の得意お菓子料理は、木の実のクッキー。
サクッとしたクッキーの生地に、ピーナッツやかぼちゃの種や、ピスタチオやアーモンドをのせて焼くだけの簡単なものなのだけど、始めて「おいしい」て言われたお菓子料理だったので、すごく覚えてる。

お菓子を作ってるときはまわりの空気が優しいと思う。
甘い香りに心がとかされていくような、ふんわりとした気分。
例えて言うならメレンゲみたいな(月並みだなぁ^^;)
喫茶店でケーキセットを頼むのも大好き。
甘さっていうのは、心が軽いときも重いときも必要なものなのかもしれない。
幸せをありがとう★

2001年08月23日(木)
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