野生の森
高瀬志穂



 紫炎。

「婚約?」

 いつものようにボディーガードをしているアスランに、カガリは言った。

「あぁ形だけでもってな、あいつらがうるさくて。」

 この部屋には誰もいない。カガリとアスラン、ただ二人だけ。だからカガリはこんなことを口にし始めた。
 けれどアスランはその言葉に首を縦に振る事は無かった。

「・・・・・・それだけは受ける事が出来ない。」
「なんでだ?アスランは私のこと嫌いか?ラクスと婚約してたからか?」

 ほんの少しだけびっくりしたようにカガリは言った。断られると思っていなかったのだろうか。

「・・・そうじゃない。君はその言葉の意味を理解していないからそんなことが言えるんだ。」
「どういうことだ?」
「多分その申し出を受けたらもう俺は君を守れない。」

 アスランの目は冗談を言ってなかった。本気の目。守ってもらう中で何度も見た目である。

「・・・は?それは他に好きな人がいるからってことか?それは分かってる。けれど・・・。」
「違う。俺がそれを受けたら君は一瞬にして殺される。もしかしたら君だけじゃない。何百人という人と一緒に消える。」
「な・・・!!どういうことだよ!!じゃあなんで今こうして私のそばにいる!!」

 カガリにそう言われ、アスランはほんの少しだけ口元を緩めた。

「それをあいつが望んでるから。」
「あいつ・・・?」
「そう。今は君を守る、ということがあいつの望み。だから何もしてこない。君がいらなくなったら速攻で君は消される。」
「なんだよ!!それは。」
「俺はあいつが君を守って欲しいと思う最後の日までは側にいる。その日までは全力で君を守るから。」




「よくわかってるね、アスランは。」

 モニタを見ながらくすくすと笑う少年。

「お茶が入りましたわよ。」

 パソコンの隣に置かれた紅茶を口につけ、そしてまたキーボードを叩いた。

「いいのですか?好きにさせておいて。そろそろ迎えに行かれた方が・・・。」

 少女は隣の椅子に座り、そのモニタを覗き込んだ。

「迎えになんて行かないよ。だってアスランが僕を迎えにくるんだから。・・・それが“王子様”の務めってものでしょ?」
「そうですわね。けれどまだいいのですか?彼女の隣に置かせておいて。」

 少女もまた自分の入れたお茶に口をつけた。どうやら美味しく入れられたらしく、少し微笑みながら。

「大丈夫だよ。だってカガリは僕のお姉ちゃんなんだから。アスランが手を出せる訳が無い。同じ顔なんだから・・・多分カガリを見ている限り僕の事を忘れない。それにアスランは僕の事が好きなんだよ?」

 画面上にアップになったアスランの頬をなぞるように指を動かしてみる。

「それでもカガリさんの優しさに流されるってことはないんですか?」
「・・・そしたらそれまでだよ。アスランが少しでもそんな感情を見せたら・・・僕が動くだけ。」

 笑っている。けれどその笑いは昔のようなものではない。どこか影を含ませたような笑いであった。

「意地悪ですのね、あなたは。」
「そうかな?だって彼はカガリを“守る”って行ったんだよ。僕じゃなくて、カガリを。自分の心の中に誰がいるのかを思い知らせるにはこの方法が一番でしょ?」
「そうですわね。私までほっぽりだしたのですからね・・・。」
「それにまだ時期じゃない。アスランにはこれから色々と仕事をしてもらわなくちゃ。まだ争いは終わった訳じゃないんだから。今だけは少しだけ好きにさせておくよ。」

 監視されている二人の言葉は、監視してる二人にずっと聞こえる。監視している二人の会話は他に聞こえることはない。

「アスラン、ずっとずっと愛してるよ。だから・・・もう少し経ったら迎えにきてね。そしたら今度は僕だけを守ってね。」

 その姫の言葉は王子のもとに届く事は無かった。






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 はい〜〜〜どうもどうも。
黒キラさんです。
書きたくなったので書いてみました。
修正とか全くしてないので、ちゃんと修正してサイトの方に載せます。

黒キラが書きたくて!!
ラクスをキラに従う人形くらいの勢いにしようと思ったのですけど、ラクス様だから。
OPでアスランに寄り添っているのはキラの命令と自分の意志ということで。

黒キラ万歳。
白も大好きですよ〜〜。純情キラたん。


何がつらいってカガリがアスランを好きだと言う設定がないと成り立たないってことが・・・。


タイトルはかなり適当です。
紫色の瞳の中の炎ってことで。その双方の目に宿すもの、それは・・・とか勝手に想像してやってください。



忘れな草を待ってて下さった方、すいません。
けど書きたくて・・・。



2004年10月23日(土)



 忘れな草。22

 アスランは先ほどまでカガリのいた場所までキラに近付き、座り直した。

「そういえば検査の方はどうなんだ?」

 もともとキラはこの病院に検査の貯めに入院している。そのはずなのだが、昨日はアスランに泣きつき、今日はこうしてのんびりとしていた。

「うーん、よくわかんない。どうせいつものことなんだろうけどさ。良くも悪くもなってないって。」
「悪くなるよりはかなりいいだろう。」
「そりゃそうだけどさ。」

 キラは自分がこれ以上よくならないと思っている。それでもいいと諦めてしまっているところがある。今これだけ元気ならいい、と。
 他の人より自分はこうして元気でいられることは幸せだと。それはいいことなのか悪い事なのか分からない。

「・・・ねぇアスラン、屋上行かない?」

 そんな時、ねだるような目でキラはそんな提案をしてきた。しかし、アスランはその質問を退けた。

「・・・そんなに遊んでて大丈夫なのか?」
「・・・・・・やっぱ駄目かぁ。」

 激しい運動が出来ない身体。外を自由に遊び回ることの出来ない身体。キラの病気はまるで足枷のようにキラの行動を制限した。一度だけ二人で出掛けた時も二時間としないうちにキラが熱を出して取り止めになった。
 だからアスランはキラの元を足しげなく通った。外に出られない寂しさを消してあげるために。
 一瞬残念そうにし、次の瞬間キラはいつものように笑っていた。けれどアスランはその一瞬を見逃さなかった。
 好きで病気になったわけでも、好きで遊んだり出来ないわけでもないのだ。

「じゃあずっとキラを抱き締めててあげようか?」
「え?あ・・・。」

 突然のアスランの申し出に頬を染めて、そしてキラはコクリと首を縦に振った。

「わがままばっかりでごめんね。」
「別に嫌だとは思ってないよ。むしろ俺がキラに触っていたい訳だし。」

 キラのベッドに乗りそこに寄りかかる。その足の上にキラは抱きつくように座わった。そのキラの身体にそっと布団をかけてやる。

「えへへ。あったかいね。」

 嬉しそうにキラはニコニコと笑った。そんなキラを見て、アスランも笑った。

「キラはやっぱり柔らかくて触り心地がいいよな〜。」

 そう言ってアスランはキラの腰に手を回した。



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 すっげ微妙なところですがまだエロモードではありません。
だって・・・それしちゃったらキラが・・・だしね、この小説。
すごいよ、これ。
アスランなのに両思いになってもまだキスしかしてないんだから。
両思い→キス→その次が早いのがうちのアスラン。
必死に理性を殺してきたのに両思いだと分かったら・・・それを殺す必要もないしね。
まぁ、キラがお子様だからまだ耐えるアスランってのもいいけど、多分うちのアスランあんまりそういうことない。

大変間が空いてすいませんでした!!

2004年10月19日(火)



 忘れな草。21

「カガリもキラばかりじゃなくて彼氏でもつくったらどうだ?そうすれば俺とキラの気持ちが分かるかも知れないぞ。」
「キラの気持ちはともかく、お前の気持ちなんて一生理解したくないし理解出来るとも思わない。」

 きっぱりと言い捨てるカガリ。ここまでさっぱりと毛嫌いされているとアスランも面白い気がしてくる。カガリはアスランを憎んでいるわけではない。ただ二人は噛み合ないだけ。それが分かっているからこうしていつも口喧嘩が出来る。
 それはそれで貴重な相手なのだろう。

「まぁ顔はキラと同じだから後は口を開かないとかおしとやかになるとかすればいいだけだろう。」
「カガリ・・・彼氏つくっちゃうの?」

 今までずっと二人の会話をじっと聞いていたキラが、寂しそうな声でぽつりとつぶやく。それは置いて行かれる子猫のような声。
 けれどアスランはにっこりと、少し黒いであろう笑顔で笑った。

「けど俺がいれば寂しくないだろ。」
「・・・そうだね。」

 アスランの言葉に、キラは嬉しそうに笑う。寂しいけれどいつまでも姉離れ出来ないとなると迷惑がかかるのが分かっているからだ。
 しかし、キラが納得したというのに納得出来ない人物もいた。

「納得するな!!それに彼氏をつくるなんて一言も言ってないぞ。」

 そんなカガリを無視し、アスランはあごに手を当て、何やら考え始める格好になった。
「俺ほどのいい男なんて世の中にそうはいないだろうから・・・それでもキラの兄になるんだからそれ相応の男を探してこいよ。”義姉さん”。」
「おね・・・っお前なんぞにその名前で呼ばれる筋合いはない!!」

 どうやらアスランのその発言がお気に召さなかったのか、カガリはアスランの襟元につかみかかろうとして、それを止めた。
 そしてくるりとアスランに背を向ける。

「・・・っ、まったく貴重な時間をムダにしてしまった。」

 時計を見て、そしてキラを見て、最後にじっとアスランを睨みつけるようにアスランを見た。

「何か用事があるの?」
「あぁちょっとな。だから朝早くに入れてもらったんだが・・・キラ、アスランに襲われそうになったらすぐにナースコールするんだぞ。」
「あ、うん・・・。」

 ナースコールというものはそういうものには使わないのではないか、と心の中でキラは思いつつ、それでもつい返事をしてしまった。
 カガリは立ち上がり荷物をまとめると名残惜しそうに怒ったかのようにキラの病室を立ち去った。
 まるで嵐が立ち去ったように静かになる病室。そんな時、キラがくすくすと笑い出した。
「・・・アスランとカガリっていつも喧嘩してるよね。」
「似た者同士だから噛み合わないんだよ。」
「喧嘩は嫌いだけど二人が来ると賑やかで凄く楽しいよ。」
「それはよかった。」



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 なんか文がおかしい気がする。
けれどまぁいいか。
そんなこんなです。きっと最後に修正するときに苦労するんだろうなぁ・・・。

ようやく二人の時間がやってまいりました!!
さてーーーーーどうしようかな♪


2004年10月11日(月)



 忘れな草。20

「だから俺達がどんなことしてても文句言うなよ。」
「大事な妹が毒牙にかかっているのを黙って見ていられるか!」

 カガリはアスランからキラを隠すような場所に移動してアスランを睨みつけた。

「随分な言われようだな、俺は。これでも女の子にはもてる方なのに。」

 そんなカガリを気にした様子も無く、アスランはふぅとため息をつく。こんなことを言ってもカガリに何の効果もないと分かっているのだが、一応言っておいた方がいいだろうという感じに。
 けれどその言葉に反応したのはカガリではなくキラの方であった。

「そう・・・なの?」

 その事実を知って、キラは沈んだような声を出した。アスランがかっこいいというのは分かってたし、だからもてるだろうとは思っていたのだけれど、実際アスランの口からそう言われると何だか心苦しかった。
 そんなキラを見て、アスランはふわりと笑った。

「別にキラ以外に好きって言われても嬉しくもなんともないよ。俺が好きなのはキラただ一人だけだから。」

 そう言ってじっとキラを見つめる。その視線に気づいたのか、ほんの少しだけ下がっていた目線をアスランの方へと向けた。
 そして嬉しそうにキラもにっこりと笑った。
 そんなキラに気づいたのか、カガリは思いきり人差し指でアスランを指した。

「こんなやつの一体どこがいいんだ!!ただの変態じゃないか!!」

 カガリにはアスランはただの変態にしか見えなかった。
 ことあるごとにキラキラキラと言い、カガリの目を盗んでは大事な妹に手を出そうとしている。時々まじめなことを言ったと思ったら馬鹿な事を言い出す始末。
「え?かっこいいし頭いいし優しいし・・・僕にはもったいないくらいだよ。」
「もったいなくなんてないよ。それ全てはキラの為なんだから。俺はキラのものなんだから。」

 はずかしげも無くアスランはさらりと言う。キラはその言葉を恥ずかしそうに受け止め、カガリは呆れた顔をした。

「・・・正真正銘の馬鹿だな。」

 カガリははぁと大きな溜め息をついた。さすがにここまでアスランが馬鹿とは思っていなかったのだ。
 最初カガリがアスランに会った時は冷たい目をしていた。まるで心を凍てつかせているかのように。昔のキラとは違った感じの、何に対しても興味がないような目。社交事例という名の人付き合いは巧そうだなとしか思えなかった。それがなんでキラに興味を持ち、あの家に訪れたのかは未だにカガリは分からない。分からないのだけれどもあの日、アスランは家に現れた。
 そしてキラがアスランに心を開くと共にアスランの瞳にも鮮やかさがともっていった。お互いがいい触発をされたのだろうがカガリはその理由を知らない。

「・・・はぁ。」

 カガリはもう一つ溜め息をついて額に手を付けた



@@@@@@@@@@@@@@

 キラ見てるとハァハァしてくるよね・・・。
とか思うのはあたしだけでしょうか。
もうアスランに負けないくらいの変態だと思ってますよー自分の事。
ふりふりが似合うよな、キラ・ヤマト。
「おかえり」だなんて裸エプロンで玄関に現れて「食事にする?お風呂?・・・それとも僕?」だなんて言われた日には・・・もう・・・。

しかし、今時そんなことを聞く妻がいるのかどうかと不思議に思いつつ、そんなことをキラに聞かれてみたいものです。
普通帰ってきたら「ご飯出来てるよー。」とかだと思うんですけど、ぜひご飯よりお風呂よりキラを頂いて欲しいです。
「デザートから食べちゃいけないって分かってるけど・・・我慢出来ない。」
とか言ってさ。
結局お風呂だろうがベッドだろうが頂きます、するんでしょうけどね!!


・・・話がずれた。
いつか新婚も書いてみたいものです。
苺飴も一応新婚なんだけどなぁ・・・。


とうとうこれも20になりました。
誰か・・・読んで下さってる方がいるのかどうかすごく不安な小説ですが、カウンタは動いているので嬉しい限りです。
何か感想とかありましたらぜひぜひどうぞ。


2004年10月10日(日)



 忘れな草。19

 引戸を開けると椅子に座ったカガリ、そしてベッドの上に座るキラがいた。

「アスランっ。」

 その人物がアスランだと分かると、キラはぱぁっとまるで花が咲いたみたいに表情を明るくした。表情豊かなキラが余りにも可愛くて、そのままアスランは持って帰りたい衝動にかられるが、それにじっと耐えた。

「ホントに来たんだな。」

 しかしそんなキラとは対称的にカガリはあからさまに嫌だという表情を浮かべる。

「あたりまえだろ。俺は毎日でもキラに会いたいんだから。せっかくこうして同じ敷地内にいて他にやることもないんだったら真っ先に会いに来るよ。」

 アスランは近くにあった椅子を引っ張るとそれに腰掛けた。

「で、カガリはこんな朝からなんでいるんだ?」
「今日は休みだからな。それにお前がここに入院したって聞いたらゆっくりもしていられないだろ。キラの身に何が起こるか・・・昼間だろうがなんだろうが。」
「あはは・・・。」

 強くは否定出来ないのかなんなのか、キラは苦笑いをした。
 恋人同士になって少したった頃、キラの元に遊びに来ていた時のこと。甘えてくるキラがあまりにも可愛くてつい深いキスを仕掛けてしまった時ちょうどカガリが部屋に入ってきてその現場を目撃された。
 元々キラのことが可愛くて仕方のないカガリが男にそりゃふか〜いキスをされていたら激怒するだろう。さらにキラの頬はほんのり染まり、襟元が乱れていたのだから。

「けどカガリ、アスランは・・・その僕の彼氏、なんだし・・・。」

 彼氏、という言葉が何と無く恥ずかしいのかキラはもじもじと話をした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 会いにこれました!!むしろ愛に。
カガリがいようがなんだろうがちゅーとかさせたいですけど、そしたらアスランに鉄拳が下るだろうと思うので止めておきます(当たり前)。

 アスランって一目とかあんまり気にしなそうだよなぁ・・・それだけキラが可愛いということだろうか・・・・・・。まぁ、そうだな。あの可愛さは犯罪だ。

 ぽつりぽつりとキラとアスランの過去をやりつつ、そろそろ本題に入ろうかなと思ってます。
ほら、何だかアスランのことからどんどん離れていってるし。
昼はカガリ、夜はラクスって感じだよなぁ・・・ホント。
夜の帝王ラクス様、ですか?


2004年10月09日(土)



 忘れな草。18

 アスランが目を覚ました後、キラの次に見た人物だった。何だか遊び人というかなんと言うか白衣が似合っているような似合っていないような不思議な人物であった。こういう人はきっと子供に人気があるのだろう。
 その人物はじっとアスランを見つめた。

「まぁ、これといった異常は見られないしな・・・けどしばらくは入院していてもらうから。事故にあって、しかも状況から生きてるのも不思議なくらいなのに擦り傷とうちみだけなんてな・・・。」
「あはは・・・。」

 アスランは苦笑いするしかなかった。多分それは死神の力であろう。多分あの事故で死んでいるはずなのだ。けれどこうして生きていられるのは死神のきまぐれというか優しさというか。
 その医者はふうと一つため息をついて、そしてアスランの肩に手を回し耳元でこっそりと囁いた。

「ま、可愛い彼女が入院してるからってハメを外すようなことはやめてくれよな。後処理が大変だから。」

 それだけ言うと、その医者はアスランから離れ、にかっと笑った。

「別にそんなことしませんよ。」
「あんなにラブラブなのにか〜?」

 その医者は昨日のあのことを言っているのだろう。キラがべったりと泣きついてきた時の事を。
 けれどアスランとキラは別に恋人同士であるけれどそういう関係まではいってない。

「さっき問題は起こすなと。」
「バレないようにしろってことだよ〜。」

 あはは〜〜と笑うように医者は言う。これはどう考えても医者の進めるようなことではない。
 アスランはほんの少しだけ眉を寄せる。そしてその医者をじっとみた。

「キラは病人なんですよ。」
「そんなに激しくしなければ大丈夫・・・。」
「なんのお話ですか?フラガ先生。」

 と、先ほどまでの陽気な空気が変わった。医者の後ろにはにっこりと微笑んでいる看護婦。
 その医者はおそるおそる振り返った。
「あ、マリュー・・・いやラミアスさん。」
「あまりゆっくりしてる時間はありませんよ。」
「・・・ハイ。」

 フラガと呼ばれる人物はそのままラミアスと呼ばれた看護婦にひっぱられて部屋から出ていった。

「・・・尻に敷かれるタイプか。」

 そんなことをアスランはぼそりと呟いた。
 とにかくギリギリまでこにはいられるだろう。身体が動かなくなるまで。最後、消えてなくなるまで。

「よし。」

 アスランはベッドから降りてキラの病室へと向かった。



 トントン

「どうぞー。」


¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥¥

 というわけで、ムゥマリュです。
大好きです、この二人。
言わずもがなですけど。


しかしキラが出てこないのはつまらん。
あたしはアスキラが書きたいです。
次からはキラとのラブラブ〜〜に行きたいですけど、まだアスランの前には壁があります。
まぁ、その壁をどうにかするのは一生無理なんじゃないかって思いますけど。

一度、カガリを幸せにする話を書いてあげたいけど、一体誰なら彼女を幸せに出来るんでしょうか。
やっぱ一度カガキラを・・・。

多分書ける。多分。

あたしの中ではアスランよりキラのが普通にホモくさいと思ってしまうんですけど・・・。
だってアスランがキラのあのかわいらしさにひかれるのはわかるけど、男の子がカッコイイ男の人にひかれるのは・・・とか思ったり。
それがアスランだから仕方ないのか?
いつも一緒で刷り込みみたいなものなのか?
よく分かりません。
アスラン見てドキドキするキラは大好きですけど、その時のキラの心情ってのが難しいです。
キラは別に女の子に興味が無い訳じゃないだろうし。
あ、そう考えるとアスランは興味なさそうだから、それはそれでアレなのか・・・。

2004年10月08日(金)



 忘れな草。17

 二人は仲が良くて、嬉しいんだけど・・・・・・なんかもやもやして、と少しだけすねたような声で話してくれた。
 アスランがキラを好きになったのはもっと前で、いつかは両思いになれればと思っていたのでアスランはその時告白した。

 好きなのはキラだけだよ、と。

 一瞬何を言われたのか分からなかった顔をして目をぱちくりさせ、そしてキラは僕も、と小さく返事をした。その日から二人は恋人同士になった。
 キラは普通の少女だった。キスをすれば赤くなり抱き締めれば嬉しそうに抱きついてくる。
 ただアスランが事故にあった日から随分と積極的になった気もするが、それでももともとよくキスをせがんだ。
 甘くとろけるようなそれをキラは受けとめた。今まで甘えることをあまりしなかったせいか、アスランにだけは甘えてくる。家族にも甘やかされたことは何度もあっただろう。けれど甘えることが出来なかったのだろう。こんなにも甘えることが好きな子だというのに。
 甘やかされてもキラは駄目な人間にはならない。自分をしっかり持っている子なのだ。だから、アスランはどうしてもキラを甘やかしたくなる。

「さて、と。」

 運ばれてきた朝食を平らげた。しばらくすると見知らぬ人物が数人入ってきた。

「よく眠れたか?アスラン君」
「えぇ。」

 白衣を着た人物。彼は昨日見た。


*******

 計画性の無さがこれで分かります。
・・・医者の性格がここでがらりと変わる・・・というか口調が・・・。
あの時はなんの考えもなかったから・・・・・・ちくしょう。
直すとしたら完全アップの時かなぁ。

そんなこんなで高瀬大好きカップリング登場です。
そう言えばきっと分かりますよね。
医者と婦長さん。そんな関係。

 それにしても久しぶりの更新ですいません・・・・・・。
頭の中はアンソロ原稿でいっぱいです。
 ストックはまだ少し・・・あと少し。
早くキラに会いに行きたいよーー。つか、ちゅーとかちゅーとか!!!
この話だとそれ以上のいちゃつきが出来ないからなぁ・・・。
死神と、そしてもう一つ・・・・・・なネタがあるので。

んなことはどうでもいいからちゅーさせたい。
高瀬はどうもアスランがキラにキスをするのを書くのを大好きらしい。
エロより甘〜〜〜〜い空気が流れる感じがするしvv


2004年10月06日(水)
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