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■ ブラザーコンプレックス
「きーら、起きて。ほら、遅刻するだろ。」 「んーーーまだ寝るぅ・・・。」 カーテンを開けられてまぶしさからほんの少し顔をしかめて、それから顔に光が当たらないように寝返りをうった。ピンクのお気に入りのカバーのしてある布団に抱きつくように。 「ほら、遅刻してもいいのか?」 いつものように優しい口調で耳もとに話し掛けられる。 「嫌〜〜・・・・・・。」 「嫌なら起きないとだろ。」 無理矢理起こされるが、目なんてちゃんと開く訳が無く、目をつぶったままベッドの上に座り込んでいた。 「ほら、おはようキラ。」 「・・・おはよう、お兄ちゃん・・・。」 キラの朝はアスランにこうして起こされる所から始まる。逆を言えば、アスランの朝二番の仕事はキラを起こすことだ。アスランにとっての朝一番の仕事は朝食を作ることなのだから。 「ほら、着替えて。ご飯出来てるから。」 「・・・はーぃ。」 キラは目をこすり、そのままぐーっと伸びた。今日も一日いい天気になりそうな予感がした。
「キラのお兄さんってかっこいいよね〜〜。」 その日の放課後。今日は塾も習い事もない日だし、アスランもいつもよりは遅くなると言っていたので、キラは教室に残り友達と話をしていた。 たわいない会話だったはずなのに、いつの間にはその話題はキラの兄、つまりはアスランのこととなっていた。 「うんうん。しかもキラのこと、すっごい大事にしてくれてるよね。」 「そうだよね〜〜。うちのお兄ちゃんなんていっつも意地悪でさ。かっこよくもないし。」 「キラがうらやましいよ。」 昔からこんな会話を友人から何度も聞いた。それがキラは凄く嬉しかった。彼の妹だということが。誰も知らないアスランをたくさん知っているということが。 そんな感情を持っているということを少しだけ不安に思いながらも。 「けどキラのお兄さんって彼女とかいるの?」 一人の女の子がキラを覗き込むように聞いてきた。キラはうーんと天井を見上げた。 「知らない。お兄ちゃん、そういう話しないから。うちに女の人が来たこともないし。いないんじゃないかな。」 逆にそれは嫌な面でもあった。愛されているのは妹だから。妹でなければきっと彼はこんな風には接してくれなかったであろうから。
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こんな感じなんですけど・・・全然分からないですね。
2004年07月29日(木)
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