| 2004年06月02日(水) 部屋と二段ベットと私 |
ゴールデンウィーク前の日曜日
私はまた部屋の大掃除をした。
リュウと別れてから
一体何度目の大掃除だろう。
物を捨てる事で気分が晴れる。
だけど、既にいろいろ捨てすぎて
捨てれる物には限りがあった。
そして私は
もう十年以上物置として使っていた二段ベットを
捨てた。
私は性格上よく「男らしい」と言われるけど
ドライバー片手に二段ベットを次々と壊していく私は
誰が見ても男らしかっただろう。
だけど、心の中はセンチメンタルで。
リュウへの想いを壊していくように
ベットを壊していく。
いつか、リュウがこの部屋に・・・。
そんな想いも捨てきれぬまま。
翌週
リュウからは何の連絡もなく。
私からも何も連絡せず
リュウの仕事が早く終わった水曜日も
話をしようと思えば充分できた木曜日も
リュウからは何の連絡も無かった。
決断を実行に移す時が
静かに訪れた。
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