| 2004年05月14日(金) ++RIDDLE++ 時間が流れぬ日 |
泣きながら眠った私は翌日、日曜日。
泣きながら目が覚めた。
時間は朝5時。
今日はリュウはゴルフに行くはず。
多分朝早いはずだし・・・。
5時半になるのを待って電話をかけてみた。
だけど、やっぱり携帯は留守電になってしまった。
なんで?
どうして?
いくら何でも変だよ。
今までこんなに長い時間連絡がないなんて初めて。
ただの友達だった頃だって、メールすれば返信は必ずあったし。
なんで?
どうして?
私はゴリの事を思い出した。
私が事故に遭った時。
「なんで電話してこないんだ。」
って怒って別れ話までしたアホ。
だけど、リュウは正反対で。
私が怖い思いをしたのに連絡ひとつくれない。
私の心は締め付けられたように苦しくて
だけど、ウザがられるのがイヤで連絡もできず
どうしようもない状態だった。
昼すぎ。
私は勇気を出してメールを送った。
「何で連絡くれない?なにかあった?心配してるよ。」
すると、割とすぐにメールが届いた。
「ごめん。昨日の夜子供がケガしてバタバタしてた。
まだゴルフ場。夜はみんなでご飯食べに行くでな。」
よかった。
心のモヤモヤが一気に晴れていった。
大変だったんだ。
そうだよね。
でも。ケガしたのは夜なら・・・。
それまでにメールできなかった?
ま。いいや。
今こうしてメールくれたんだから。
とりあえず、リュウの声が聞きたくて、私はまた返信した。
「今日の夜電話できる?」
夜23時になったら電話してみよう。
時間は恐ろしくゆっくりと流れた。
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