| 2004年05月10日(月) ++RIDDLE++ 幸せな日々 |
デートの翌日、月曜日。
案の定ゴリは私をシカトしてきた。
きっともう大丈夫だろう。
ゴリにとって、リュウのあの話が最大の武器だったんだろう。
その武器で自爆した彼はあまりにもマヌケだった。
だけど、一度は好きになった人。
もう少しいい人のままでいてほしかった。
一方、私とリュウはと言えば
ラブラブ♥
オソロの指輪。
どっちがどっちのか分からないくらい同じ携帯。
見て見てー。
って社内を自慢して歩きたい気分。
メールは一日中。
仕事が終わったら電話。
私は久しぶりにあの感情が湧かなかった。
「この人と一生一緒にいる事はないだろう。」
そんな気持ちは微塵もなかった。
この人と一緒にいたい。
きっとずっと一緒にいれる。
結婚とかまでは考えないけど、私は近いうちに家を出る。
その時は半同棲みたいな生活できちゃうかも♪
とか。未来は薔薇色。
だけど、近場の未来は暗雲に満ちてた。
その週、リュウは金曜日から三連休で。
だけど、私は金曜日が仕事なのはもちろん、土曜日に出張が入って。
せっかく休みが合う日曜日はリュウがゴルフ。
デートの約束は翌週に繰り越された。
というか、土曜日の出張が問題だった。
ほとんど喋った事のない会社のナンバー2的存在の上司と出張。
しかも、この上司は重い糖尿病を患っていて、
血糖値が下がると様子がおかしくなる。
低血糖発作で意識がなくなった所も見た事がある。
もし、運転中におかしくなったらどうしよう。
コレは本当に命に関わる。
リュウにもいろいろ相談した。
だけど、そんなの。
たいした問題じゃなかった。
私の気付かない所で大きな問題がジワジワと肥大していた。
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