| 2004年05月08日(土) ++RIDDLE++ ふたり |
リュウの説明を聞いて私はリュウの気持ちを理解した。
信じる事ができた。
ある意味、ゴタゴタを起こしたゴリに感謝したいくらい。
リュウに対する不信感が無くなったから。
だけど、リュウはゴリに対して物凄く怒っていて・・・。
私に全ての説明をした後、リュウは直接ゴリに電話をかけた。
30分以上ゴリとリュウは電話をしていた。
お互いキレまくった電話だったらしい。
そしてまた私の携帯が鳴る。
着信ゴリ。
「話、したんだな。今リュウから俺にも電話あってさ
物凄い剣幕で怒ってたわ。
で、お前はこれからどうするの?」」
「別にどうも? これからもリュウと付き合っていくよ。」
当たり前の答えだと思ったのに、ゴリは怒った。
「何でだ?アイツがどんな奴か今説明しただろう?
あんな奴と一緒にいてお前が幸せになれるのか?
アイツは本当に最低だぞ。」
最低なのは誰だよ。
そう思ったけど、もう相手にしない。
リュウにも言われた。
いちいち相手にするな。
私は冷静に答えた。
「リュウから話聞いて、私がリュウの立場だったら同じ事言う。
私が信じられないのはアナタの神経だよ。」
ゴリは怒って怒って意味不明な発言を続けた。
もう、相手をする気も起こらない。
黙ってゴリ語を聞いていた。
最終的にはゴリも落ち着いて
「俺、お前の事まだスキだけど、関係を求めたりは絶対しない。
だけど、お前の親友的存在になりたい。
何でも相談のれる相手になりたい。」
そんなしおらしい言葉を言ってきた。
誰がお前と親友になんてなるか。
「アンタも私に執着してないでもっと家庭大事にしたら?」
私に言えた事じゃないかもしれないけど、本気で思った。
だけど、このバカはとことんバカで・・・。
「あぁ、俺、離婚するから。
今回の事で女はもう懲り懲りだからさ。」
あっけらかんと言ってのけた。
これが
子供のいる
男のセリフ?
私達の事は私達の責任で、子供には一切関係ないのに。
どうしてこんな事平気で言える?
家庭をそんなに簡単に捨てようとする?
嗚呼。結局いつもの口だけね。
私に責任を感じてほしいのね。
そんな風にすら感じた。
でもきっと間違いない。
ゴリは離婚なんてしない。
そして親友になりたいなんて言いながら月曜日にはまたシカトしてくる。
間違いない。
所詮、口だけの男。
イヤって程分かってる。
私との電話を切った後、ゴリはリュウに電話して謝ってきたらしい。
が、リュウはそれが逆に気に入らず怒っていた。
こんな日はリュウに会いたかったけど
リュウは友達と飲みに行ってしまった。
うん。
ごめんね。
大好き。
|