| 2004年05月07日(金) ++RIDDLE++ 真相 |
リュウは私を騙していた?
どうしようもなくて、リュウに電話したけど・・・。
何を言えばいいんだろう。一瞬考え込んだ。
「おーい。どうした?」
「○#@†☆」
言葉にならない言葉。
「は?」
私は
何を
言えば
いいんだろう。
そう考えてるうちに勝手に口から言葉が出た。
「お前、何やってんだよ!」
「は?お前こそ何だ?」
リュウも怒ったのを感じた。
ま、電話開口一番そんなセリフを言われれば誰でも怒るだろうけど。
私は淡々と語った。
「今、ゴリから電話あって、ゴリと別れた時の事聞いた。
私と付き合う事はないって言ったり、メール見せたり、
私の事ボロボロにしたるとか言ったらしいじゃん。」
「ちょっと待て。一から全部説明するから。」
リュウは電話を掛けなおしてくれて、全て説明してくれた。
あの時確かにゴリは隣にいた。
突然電話がかかってきて、「男同士の相談がしたい。」って言われて。
会うと、ゴリは突然
「俺、みぃすけと付き合ってたんだけど、お前の事が好きだから
俺と別れるって言ってる。お前も好きなのか?
好きじゃないなら、お前から振ってやってくれ。」
そんな話をしてきた。
俺だって、大の大人ふたりの別れ話に巻き込まれるのは御免だから
お前と付き合う事は絶対ない。って言ったさ。
そこで、俺も好きだから。なんて言えるわけないだろう。
それからも、仕事中に電話してきては
「今日みぃすけからメールあった?」って聞いてきたり、
仕事が終わった時にトラック寄ってきて
「アイツ、今なら落とせるからお前、ヤッってボロボロにして
男の怖さ思い知らせてやってくれ。」
とか言ってきて。あまりにアホらしいから「はいはい。」ってあしらって。
だけど、あまりにもシツコイから「いい加減にしろ。」って言ったら
ゴリは俺のこともシカトしだした。
随分長い時間リュウから真実を聞いた。
ゴリが「男同士の話だから絶対内緒。」そんな事を言ったから
リュウは私にも話さなかった。
話を聞けば聞く程、リュウの大人さが分かる。
ゴリのアホさが分かる。
私はその時、ずっと気になってた事を聞いた。
「前の奥さんと籍入れるって聞いたんだけど。」
リュウは半分飽きれてた。
「それも、お前とゴリが別れた日、あまりにゴリがシツコイから
そう言っただけ。籍入れるんだったら彼女なんか作らないよ。」
ホッとした。
前の奥さんの話も、ゴリを追い払う為の話だった。
前の彼女と別れた理由。「結婚できないのに結婚にこだわる。」
あれも多分、「前の彼女とは結婚できない。」だったんだろう。
前の彼女は嫉妬深くていろいろ大変だったと聞いた。
リュウを信じて大丈夫だ。
そう確信した。
リュウの一言が身に染みる
全く持ってその通り。
だけど・・・。
だけど。
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