みぃすけの恋愛日記初回はコチラから


←過去  │ 目次 │  未来→


2004年05月06日(木)     ++RIDDLE++ 彼の裏切り


翌日、私は朝イチで携帯を受け取りに行った。



そのままリュウに電話する。






「買ったかー。何色にしたんだ?」



「くーろ♪」



「何でお前が黒なんだー。似合わんだろうっ」



「いいじゃん、一緒がよかったんだから。」




他愛もない話。

リュウは次の納品先に到着したので、電話を切る。



さて、家に帰ろう。



そう思って車を家に向って走らせる最中にボーダフォンが鳴る。

着信ゴリ。





「はい?」



「今晩会える?」



キターっ




私は予定通りリュウと付き合ってる事を告げる事にした。



「もうさ、そういうの止めてくれない?

 大体、会って何するっての?」



「別にふたりでいろいろ話がしたいと思っただけ。

 何だよ、イヤだっての?迷惑だっての?」



「うん、迷惑。

 私さ、もう付き合ってるから・・・・。」







「・・・誰と?リュウとか?」




「そうだよ。」









言った。ついに言った。

言ってやった。


これでゴリも大人しくなるだろう。


もしかしたら、怒りの矛先がリュウに向うかもしれない。


だけど、リュウは俺にまかせろって言ってくれてる。


これで大丈夫。




そう思った瞬間、ゴリはとんでもない話を始めた。






「そうか。やっぱりな。そうじゃないかと思ってたよ。

 でもさ、お前アイツがどんなヤツなのか知ってるのか?

 アイツ、俺達が付き合ってた事知ってたんだぞ。」




・・・???




ゴリと私が付き合ってた事は私から聞いて知ってるリュウ。

だけど、ゴリのこの言い方はどうもそれとは違う。





「どういう事?」







「俺、お前と別れた後、リュウの所行ったんだわ。

 お前がリュウに電話してきた時も横にいたしな。

 お前とのメールも見せてもらったし。」





リュウに電話した時。

あの時、妙に冷たい感じがしたリュウの態度。

あの時ゴリは横にいた・・・。
(この日の日記参照)





「リュウに電話してやる。」

別れた時、ゴリが言ってた。

このバカはそれを本当に実行していた。




私はゴリに対して物凄い怒りが込み上げてくるのを感じた。




だけど、それだけでは収まりきらない事をゴリは言い出した。







「あの時、リュウは『みぃすけなんかと付き合う事は絶対無い』

 って言ってたし、『お前のお古の女なんか御免だわ。』

 とか、『アイツとヤッってボロボロにしてやる』なんて言ってたぞ。

 お前はそんな男でいいのか?」





リュウがそんな事を。



すぐには信じれなかった。


リュウがかけてくれた優しい言葉。


愛を囁く言葉。


その全てがウソなんて。







とりあえずゴリとの電話を切ろうとした。


だけど、相手もシツコイ。




「切らないで。俺、お前の事今でも大好きだから。

 恨むかもしれないけど、リュウと付き合ってもお前は幸せにはなれない。

 だから真実を教えてるんだ。

 だからお願い。今日はもう少しだけ話がしたい。」




結局30分以上、ゴリは話続ける。


ボーダフォンで・・・。



もうひとつの手には買ったばかりのドコモが・・・。





私はボーダフォンを机の上に置いた。



ゴリはひとりで喋ってる。





↑エンピツ投票ボタン
コメント変わるよ。


My追加






私は何を信じればいいんだろう。




←過去  │ 目次 │  未来→