| 2004年04月25日(日) ++RIDDLE++ またDVD |
その日もゴリのプチストーカーっぷりは凄かった。
ようやく仕事を終えて帰る。
ホッと一息。
携帯が鳴る。
着信ゴリ。
「はい・・・。」
「今週の土日、ヒマ?
休み取るから遊ぼうよ。」
「土曜日も日曜日も約束あるから。」
「じゃぁ、いつならあいてる?」
「さぁ。」
「何だよ、それ。俺と遊びたくないってのか。(半ギレ)」
ウザい。
「その次の日曜日なら空いてる。」
「じゃ、その日予約入れさせて♪(ご機嫌)」
本当にイヤだった。
だけど、なぜかキツく言う事ができなかった。
多少の後ろめたさがあったのかもしれない。
そのままゴリはいろんな話をしだした。
そして私は自分の耳を疑う言葉を聞いた。
「そうそう、今さぁ、俺の車に凄い邪魔な物があるんだ。
ある人から返してもらった物なんだけどさ。
それをその人に返そうかと思うんだけど、どう思う?」
飽きれた。
あれ程返せと言われてイヤな思いをしたDVDを
今更また返すと言ってる。
「さぁ。好きにすればいいんじゃないの?」
「何だよそれ。欲しいなら欲しいって言えば?」
これ以上相手にするのもバカらしい。
「じゃぁ、頂戴。」
「分かったよ。大事にしてな。
で、指輪とかはどうする?」
もう鬱陶しいやら腹立たしいやら。
「あぁ、それは本当にいらないから。」
もう本当に鬱陶しくて私は帰り道の途中だったけど
「もう家付いたから」
そう言って電話を切ろうとした。すると
「今日はいろいろ話たい気分だから1時間後にまた電話する。」
私はそのままリュウに電話した。
「もう本当イヤ。」
「本当ウザイ男だな。」
そのまましばらく話し込んだ。
リュウとウサ晴らしに飲みに行く約束をした。
本当は単にリュウと飲みたかった。
そして本当にピッタリ一時間後。
ゴリから着信
胸が締め付けられる。
|