はてなダイアリー
ギャラリー
旧あとりの本棚 〜 SFブックレヴュー 〜
Copyright(C)2001-2004 Atori
連絡先 ICQ#24078473
|
【シリーズの紹介】 ビジョルドの書くワームホール・ネクサスを舞台としたスペースオペラは、マイルズの活躍するヴォルコシガン・サガを中心にいくつかある。日本語訳での出版が時代順に紹介されていないので、ヴォルコシガン・サガは特に順番が分かりにくくなっている。時系列で並べると、各作品の時代は以下のようになっている。
『自由軌道』(ネビュラ賞受賞):番外編。マイルズ誕生の200年くらい前。無重力空間での生活に適合するよう改造されたクァディー達が主人公。マイルズのシリーズとは同じワームホール・ネクサスが舞台だというだけでほとんど関係ない。マイルズのシリーズにもクァディーが登場するものがある。
『名誉のかけら』:番外編。マイルズ誕生前。母コーデリアが主人公。バラヤーのエスコバール侵攻。マイルズの父母が出会う。
『バラヤー内乱』(ヒューゴー賞、ローカス賞受賞):番外編。マイルズの誕生する前後。コーデリアが主人公。ヴォルダリアンの反乱。幼い皇帝が誘拐される。マイルズの奇形の原因となった事件が起きる。
『戦士志願』:マイルズ17歳。タウ・ヴェルデ・リング戦争。一人立ちするために模索するマイルズ。デンダリィ傭兵隊をなりゆきで設立。
「喪の山」/『無限の境界』に収録(ヒューゴー賞、ネビュラ賞受賞):マイルズ20歳。バラヤーの自分の領地で、古い時代を引きずる領民達の様子を実感。
『ヴォル・ゲーム』(ヒューゴー賞受賞):マイルズ20歳。セタガンダのヴァーベイン侵略未遂。若き皇帝の苦悩と危機に立ち会う。
『天空の遺産』:マイルズ22歳。セタガンダ内乱未遂。男性により支配されるセタガンダ社会。でも内実は女性達によりコントロールされている。
『アトスのイーサン』(未訳)『遺伝子の使命』:番外編。マイルズ22歳。男性ばかりの惑星アトスの医師イーサンが主人公。マイルズの恋人エリ・クィンが登場するがマイルズは登場しない。女性を排することで逆に女性に支配されるアトスの人々。
「迷宮」/『無限の境界』に収録(デイヴィス賞受賞):マイルズ23歳。腐敗した惑星で人体改造された兵士を救出。
「無限の境界」/『無限の境界』に収録:マイルズ24歳。ダグーラ作戦。セタガンダの捕虜収容所から、1万人の大脱走を指揮。
『親愛なるクローン』:マイルズ24歳。マイルズのクローン、マーク登場。
『ミラー・ダンス』(ヒューゴー賞受賞):マイルズ28歳。主にマークの視点で語られる。マークの贖罪のための活躍。
『記憶』(未訳):マイルズ29歳。
『コマール』(未訳):マイルズ30歳。
『シヴィル・キャンペイン』(未訳):マイルズ31歳。
|
|