| moonshine エミ |
| 2003年08月02日(土) うっかりしちゃいましょう | ||||
| 深酒の翌日、まだちょっとカラダだるいなーって思いながら、 ベッドでだらだらと本を読むのがかなり好き。 今朝も、いったん起きて部屋の掃除などしたものの、また寝台に逆戻り。 本を読んだり、いろんな友だちとメールのやり取りをしたりして、だらだらを満喫する昼間であった。 昨夜の先輩からもメールが届く。 やっぱり羞恥心はある人なんだよね。少し安心。 白洲正子のエッセイがかなり面白い。 幸田文もかなり好きだと思ったが、白洲さんのほうが、もっと好きかも。 (ごめんなさい、これ借り物なのにゆっくり読んでおります・・・) そうだ、「かもめのジョナサン」も読了。 なんだか不思議な話でした。思うところは無きにしもあらずだが、また次の機会に書き留めることにしたい。 しんちゅんと電話。 かなりおもしろい。 それに、(癒されるって言葉を安易に使うのはあまり好きじゃないのだが)かなり、癒された。 五分の一ヶ月と彼は言ったが、私は二十分の一ヶ月でいいと思うのだ。 わくわく楽しみだ。 そして天神へ。 今日は部活動の日。 トム部です。 なんのことやら?という人、詳しい経緯を知りたい人は、こちらをどうぞ。 トム様(クルーズ)を愛でる会です。部員随時募集中。 しずりんと安ウマご飯を食べて、 (註:馬を食べたわけではないですよ。。。くだらね) 彼女の部屋へ。 今日のお題は、『カクテル』。 1980年代の、お気楽青春B級映画です。(違う?) まー、なんと、トム様のノーテンキ、ダメ男っぷり。 スカスカでベタベタのあらすじ。 しかしそれがつまんなかったかといえば、そうでもなかったのです。 これは、見たタイミングによるところが大きいのでしょう。 ビデオを見る前、見たあとに、しずりんといろんな話をした。 自分の話、しずりんの話、それぞれの友人の話、いろいろ。 そして最近考えていたことを、再確認。しずりんにも告げた。 私はうっかりしちゃう人が好き。 たとえば、 泥酔のうえの路上寝(←私じゃねえか!) 自分をふった彼女と、別れたあとに会ってひと晩の関係をもってしまう男。 あと先考えずに、仕事をやめちゃう人。 酔って、恋人じゃない人とするキス(←これは私じゃないから!) 等等、諸諸。 良くない。まっとうに考えたら良くありません。 だけど人間、「うっかり」「魔がさして」「勢いで」、そういうことって、あると思うんだ。 ないに越したことはない、ってことはなくて、あってしかるべき、だと思うんだ。 二日酔いひとつにしたって、そんなになるまで飲まない人は賢いかもしれないけど、 私はあのキツさ、自己嫌悪を知ってる人のほうが好き。 うっかりばかりも困りものですが、 失敗って、たくさんしたほうが、いい男、いい女になれると思うんだ。 もちろん、失敗を悔やむ気持ちがないと、ダメよ 失敗して後悔するのは、苦しい思いするのは自分。 そうやって、成長してく。深みを増してく。自分が苦しんだからこそ、人の痛みを分かるようになる。 失敗はどれも愛おしいものだけど、 「うっかりしちゃって、失敗しちゃった! もう、バカなんだから!! あのうっかりのせいで、なんかいろいろ大変なことに・・・」 と嘆く人は、ことさら、かわいらしくていじらしいものです。 うっかり、が最近、好きなんです。 だから、ひたすらおバカで未熟な若き日のトム様の役を笑い飛ばすことなんてできなかった。 うっかり、Hしちゃう。うっかり、殴っちゃう。ちゃっかり、おいしいところとってこうとする・・・。 まったく、くだらない!と、分別ある大人は眉をひそめて蓋をするだろう。 だけど、それが青春なのだ。 くだらないことに一生懸命。うっかりの連続。 それで、いい。 間違いのない、無茶しない、安全な生き方なんて、 親に言えないことの一つもしたことがない若き日なんて、 (まあ、ある意味)クソくらえだ。あ、下品な言葉だって、時にはうっかり使っちゃうよ。 間違ったことのない人間なんて、おもしろくないよ。 そう、私もこれまでいろいろと、うっかりしてきました。 これからも、しちゃうでしょう。 気をつけなきゃ、とも思いますが、胸を張ってうっかり道を歩こうか、という思いがチラリ頭をかすめるときも、あるのです。 ■今日の本 天神、積文館書店にて購入 『上海ベイビー』 (衛慧 文春文庫) 映画にもなったもので、何度かビデオレンタルしようかな、と思ったことあり。 原作が先みたいなので、まず読んでみようかと。 現代中国小説って、ほとんど読んだことないから、楽しみ。 けっこう過激みたいですよ。 |
||||
| << | □ | >> | ||||