駄文
蒼海 零



 気球


ともすれば気球のようにふわりと浮き上がってしまいそうな自分の存在を、
必死にロープを伸ばして地面に繋ぎ止める。

友達というロープ。
家族というロープ。
バイトというロープ。
・・・・

すべてを断ち切れるほど我が侭になった時。
私は、たぶんこの地上から消える。

2002年08月11日(日)
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