
おとなの隠れ家/日記
marko
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| 2004年06月09日(水) ■ |
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| 話半分 その3 |
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はなから真実を語っていないと思って話をきくことが話半分というのなら わたしはおそらく、きこうとはしないと思う、そんな話。
ここで「真実」とは?という気がかりな言葉がある。
共通で描きやすいように、広辞苑の言葉を書いておく。
・真実 うそいつわりでない、本当のこと。 まこと。
うん、異論はない。(笑) ただ、真実であることが、どうすればわかるかということと それが誰にとって真実かと考えれば........ こんがらがってくるんだな、これが。(苦笑)
話が真実なのかそうでないのか、話す側にしかわからない。 ウソがあろうが、話半分なのかは話すヒトのみが知っていること。 きく側にしてみれば、真実かどうかは自分で判断するしかない。 ウソが含まれた話だとしても、話がうまく作られていれば真実だと思うし 真実ですら疑えばウソだろう?ということになるかもしれない。
加えて、話す側が真実だと思っていることも新たな真実に出会うかもしれない。 そうすれば、もとの真実が真実でなくなることだって、あって不思議じゃない。
「オレオレ詐欺」の「オレ」は、最初は家族の一員だ。 それが真実だと思うからお金が動く。 でも、結果的に詐欺だとわかった時、その「オレ」は家族ではなかったとわかる。 この場合、真実がウソにかわるんじゃなくて、最初からウソだ。 話をきいた方が勝手に真実からウソへの切り替えをしているだけだ。
わたしが25歳といっても50歳だといってもウソになる。 真実はわたしだけが知っている。 ここで仮にわたしが本当の年齢が40歳だと設定してみる。 でも、うっかり39歳だと公表してしまったとしたら わたしは真実を曲げたことになる。 それとは別に、わたしのことを50は越えているはずだと思い込んでいる人がいるとしよう。 その人は、わたしが公表した39歳を疑う。 本当は40歳だという証明のしようはある。 わたしは疑われている人の疑いをはらすために、 免許証を見せるだとか、パスポートを見せるだとか、 一緒に市役所まで行って住民票でも見せなきゃいけないか。
設定上の真実は40歳。 わたしの話を信用すれば、39歳。 話半分にきけば30歳にも50歳にもなりうる。
身近な例え話をすれば、彼氏(亭主)の浮気だ。 「どんなに疑われても吐くな」と言われるように ゲロしなければ、現場を押さえられない限り、真実は闇の中だ。 しかしこのゲロだってわからない。 応対が面倒で、やってないのに「やった」というかもしれないから。 真実は、彼氏(亭主)のみが知るということになる。
真実が、うそいつわりのない本当のことを指すというのは意味として理解できるが それはどれ?と考えると、結構ややこしくなる。
真実なんてどこにもないじゃないか!
.......と思っているわけじゃない。
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