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| 2003年05月18日(日) ■ |
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| 書くことに困ったときの引き出しは、まあこういう感じで。 |
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ということで、たまには日記じゃないことを書いてみましょう。
実家で、届けられた状態で溜まっている新聞(うちの両親は新聞を読む習慣がないらしい) を読んでいたら、うちの地元である郡部の主婦が、この新聞の投稿欄にもの申していた。
要約すると、「田舎の自治体の議員選挙は地縁・血縁による地元への利益誘導型 ばかりである。」となる。
・・・果たして全部が全部、そうだろうか、と思うのであります。
私の住む町は、だいたい南北3キロ、東西2.5キロという小さな町で、人口は 約28,000人で、議員は定数18。ちなみに議員さんの年齢は、 昭和4年から24年までと、「高齢化社会」が進行しております。 町長も50代。
議員と首長に共通する特徴として 「地元の農家」というのが挙げられます。要するに、副業で町の議員をやっている んですね。 若い議員でも、寺の住職だったり、なんらかの「本業」があるわけです。
・・・さて、こんないい加減な町で、果たして「地元利益還元」型の議会運営 なんで出来るんでしょうか。
だいたい、選挙の時でも、ただただ名前を連呼するだけの街宣車。政策の「せ」 の字だって出てきやしない。この時期の市町村と言えば、市町村合併という 大きな町の舵取りたる案件があるのに、であります。 このような町では、地元もなにも「政治行政活動」がそもそも新規事業を起こしている のかすら疑わしい状況だと思います。 ここ10年で出来た施設は、ヨソの市町村でもあるような、スポーツセンターや 保健センターであります。 町体育館は未だに隣接する小学校との共有、図書館はなく公民館の一角にある 「図書室」、地区別の集会場もどうなっているのか分からない様な有様。 おまけに公共下水道も敷かれていないのに、未だその具体的計画すらひけていない。 「議会だより」なるものを読んでいても、なんと重箱の隅を突いた細かいことと、 ヨソのパクリ施策の検討をしているだけなことか!
・・・このようないわば「後進的自治体」においては、まずは政治活動というものを 具体的にしていく必要があると私は考える。要するに、「議会だより」などという 紙切れに頼らない議員活動をする人間が一人くらい居たって罰は当たらない、 そう思うわけであります。 そういう人がいる地域にばかり重点施策が行われてこそ初めて、先の主婦が仰るような 「地域間不平等をなくした政策を」という言葉が生きてくるのではないだろうか、 そんな風に考えるわけであります。
・・・久々の毒吐きにつき、乱文をお許し下さいませ。
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