よるの読書日記
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『L.A.コンフィデンシャル』下<ジェイムズ・エルロイ/文芸春秋社>。 上巻から4ヶ月。どんな話だったっけと 推理しながら読みました、はっはっは(笑って誤魔化す)。 ロサンジェルスにテーマパークを作った、 アニメーションで成功した大富豪がと言えば、アノ人ですよね? いいのかフィクションとは言えその大立者を殺人事件に関わらせて。 嫌いなのかなエルロイさんもアレ。田中芳樹と話が合いそうですね。
えっと、物語の後半は予想よりも面白かったです。 前半はと言うと、よくわからないまま読んでいたので(←おいっ)。 読み進めていって、あ〜そうそう予想外の人物が捜査線上に 浮かぶのよねと映画の展開もやや思い出しました。 ラストシーンの記憶は大体間違ってなかったようです。 原作では冒頭から五年とか時間が経過しているのですね。 映画はどうだったかな……。
ところで物語のキーパーソン、女優そっくりの元娼婦の 日記からラッセル・クロウ(が演じた役)が事件の真相を知る、 という場面がありました。 ご都合主義的でどうかな、と思いつつ、 彼女が日記を「緋文字」と呼んでいたあたりで マリリン・モンローの赤い日記帳(ケネディ兄弟の 発言を詳細に記述していたと噂されている。 存在自体を疑問視する声もあり、所在は不明)を 連想したのは考えすぎであろうか。
上巻
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