よるの読書日記
DiaryINDEXpastwill


2002年04月09日(火) ダイヤモンドは女の子の友達、男の甲斐性?

『宝石物語』<岩田裕子/大和書房>
サブタイトル『あるいは優雅なる美と狂気』と言うのが
恥ずかしくていいですね。
明らかに『チェーザレ・ボルジア 
あるいは優雅なる冷酷』<塩野七生/新潮文庫>
からきてるでしょ、これは。慶応大学で
歴史選考した方が何でこんなわかりやすいことするかな。

宝石物語なので、あくまでメインは宝石の美しさ、
それに魅せられた歴史上の人物は脇役です。
いろんな逸話があって楽しめました。
しかしジェイムズ一世が母メアリ・スチュワートの処刑にも
冷淡だったと言うの、これを読むまで
考えたこともなかったですね。
そうか幽閉期間が長いから、赤ん坊の息子も
青年に育ってるわけね。母親の助命嘆願をしてたら
いくら血縁上正しくても正にその死刑執行を命じた
エリザベス一世の後継者には選ばれないわな。
息子にも庇われないなんて不幸極まりないですが、
母としてより国王としてより女であることを
選んだんだから当然の報いか。

それと、誰が決めたのか知りませんが星座石というのが
あるそうです。誕生石が好みじゃなかったらこっちはどう?
とか紹介してあったけど、微妙にリンクしているので
例えば2月後半生まれの人はどっちもアメジストだったり(笑)。
宝石かー。今年の誕生日に何か手に入れようかなぁ。
あ、友人各位御心配なく。催促ではありませんので。
自分で買います、マレーネ・ディートリッヒのように。


よる |MAILHomePage