よるの読書日記
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2001年10月14日(日) 三人寄ったら

堀田善衛・司馬遼太郎の対談を宮崎駿が司会すると言う
今では考えられない豪華さ(当たり前だ、死人は起こせない)の
「時代の風音」を読む。
こんなすごい本の存在何で気がつかなかったんだろうー。
さすがにエスクァイアなんて雑誌までは網羅してないんだけど。
今は朝日文芸文庫にも入っているそう。オススメです。
何しろ知識人同士の対談ですから雑学だけでも面白い。
スペイン語でフラメンコってオランダ人って意味なんだとか、
ガウディの聖家族教会(今ネスレのゴールドブレンドのCMに出てます。)
は未だに不法建築だとか、知ってた?私は知りませんでした。
今こういう時ですから、ふんだんに出てくる国家や宗教の話にも考えさせられます。
特にイスラム問題とかね。
本自体は10年前の物なんですが。
何より興奮してしまったのが、司馬さんが宮崎さんに出した宿題の話。
(「出発点」に書いてあったかもしれないけど、思い出せない。)
平安時代の京の闇に棲む物の怪の話を作って欲しいって言うの。
ここから来てたのかー!!


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