よるの読書日記
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2001年10月15日(月) 気分はママ

「君のいない楽園」(1)<佐野未央子/集英社コーラスコミックス>
自然を愛した写真家の父を亡くした少女十萌(ともえ)と
彼女の健やかな成長を見守る父の唯一の弟子・一哉の物語。
ユニークな十萌ちゃんが可愛い。
格闘技や動植物が大好きで不思議な独自の哲学を持っている。
そんな彼女と暮らすのは口うるさいけど愛情溢れる優しいママ。
こういうタイプのひと、好きだな。
パパさんもいいんですよー、故人だけど。普段は無骨で無口なのに
外国の空の下から娘に送る愛情溢れる手紙、素敵。

一哉もいい線行ってますが三年越しの彼女・三果子さんが
妊娠してないことがわかって感涙に咽ぶあまり
「世界は美しい…美しすぎて見えません神様!」
ってモノローグ彼女の立場からしたらひどくないか?
もう雑誌ではすくすく中学生になっちゃった十萌ちゃんですが、
ちょっともったいない気も。
なるべく純な女の子のままでいて欲しいなあ。

ところで登場人物の名前によく数字が入ってるのは
何か意味があるのだろうか。


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