よるの読書日記
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宮崎駿は著書「出発点」〈徳間書店〉で自分を 「矛盾を抱えて平然としている」と述べている。 確かに辞めるって言って辞めてないし。(笑) もっともこれは「もののけ姫」製作中に 「次回作は?」と聞かれて頭に血が昇り 「俺はもう辞めるんだ!」と言って引っ込みが つかなくなったのが真相だそうですが(^_^;)
だからこの本にも矛盾がいっぱい詰まっている。 彼を人格者のように言う人は多いけれど、 実際家庭人としては、仕事で忙しすぎて 夫婦共働きの約束も結局果たせず、 子育ても妻任せのダメなお父さんだったりする。 そのおかげで我々は良質なアニメーションを 見て育つことができたわけなのだけど。
御本人は作ったことを後悔されているらしいけど、 正直私は「紅の豚」を観た時嬉しかった。 これで「情操教育にとりあえず 宮崎アニメ見せときゃいいだろ。」 なんつー馬鹿親が減るんじゃないかと思って。 結局は外れたけど。
宮崎さんだって矛盾を抱える 人間だと思う。何か皆過剰に期待してないか? 大ファンのくせに、他人が彼を崇拝する ような口ぶりで語ると何かイヤーな気分になる。 私も矛盾してますな。オチがついたところで 今日はおしまい。
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