兼松孝行の日々つれづれ

2003年08月04日(月) 御園座八月特別企画「二十四の瞳」

この日、なんと昼は御園座、夜は中日劇場とそれぞれ名古屋の大劇場のチケットを譲ってもらう人がいたので梯子で観劇。
しかも、御園座はばあちゃんとデート、中日劇場は嫁さんとデートだ。
てなわけで、一日のうちに車で扶桑と名古屋を2往復した。
いろいろなので、二日に分けて感想を書いて行こうと思う。

まずは御園座。

NHK朝の連ドラ「さくら」でヒロインを演じた高野志穂主演の御園座の舞台。
この舞台、実は9年前に同じ御園座で斉藤由貴主演で見たことがある。
前回と同じキャストは仲本工事のみ。

さすがにみんな新劇で食べてきた人たちが中心の配役なので、とても芝居が上手い。
場面場面の出来は感動に値するものがある。
空間の意識や気持ちの流れ、立体の作り方どれをとっても上手く出来ている。
でもそんな冷静な見せ方をオイラにさせてしまった原因が演出だ。
とにかく場面場面のつなげ方があまりにも下手すぎる。
1場面が終わると紗幕が下りてきて暗転して、しばらく音楽が流れて、紗幕が上がって次の場面が始まる、と言った具合だ。
その度にお話にのめり込んでいた気持ちが萎えてしまう。
暗転は芝居を殺すと言われているが、まさにそんな展開だ。

ちなみに以前斉藤由貴主演で見た時とは演出も違う人で、場面の転換もさほど気にならない方法を使っていた。
暗転中にも文字情報(次の場面はいつのどこか)をプロジェクターで出したりして、お客さんの気持ちを萎えさせない努力を十分にやっていた記憶がある。

で、とにかくそれが残念でならない舞台だった。
場面の転換さえきっちりやってもらってくれれば、オイラもハンカチなしでは見ることができない舞台になっていたはずなのに・・・・

主演の高野志穂は、これがまた意外にも(失礼!)舞台で栄える役者さんだった。
演技も大きいし気持ちもストレートに伝わってくる。
さすがに大劇場の主演に抜擢されるだけのことはあるなあと思った。

そしてこの舞台でますます好きになったのは仲本工事だ。
芝居が上手いしお客さんの間も読んでしっかり笑わせてくれるし泣かせてくれる。
そして、暗転の悲惨さで冷めてる客席を台詞を一言言った瞬間にあたためてくれる力がある。

そういえば、観客のマナーは最悪だった。
とにかく芝居ちゅうるさい。
しゃべるはもの食うはでなかなか芝居に集中させてくれない。
この間キャラメルの芝居でもらった「おしずかに!」クリアファイルで注意しそうな勢いだった。

と、ここまで散々書いたが、それでもばあちゃんや周りのおばちゃんはハンカチなしでは見られない状態になっていた。


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