兼松孝行の日々つれづれ

2002年11月14日(木) 稽古!

今日の稽古に新入団員が一人。
芝居経験は全くないとのことだけど、職業柄表現は一通りやっているようで、劇団員とインプロで混じってやってもらったけどひけはとっていなかった。

何かを表現することで相手に分かってもらう。
これは芝居に限らず日常生活でも大事なことだ。

自分が何かを伝えたいと思っていることが表現にならず表出のレベルで止まってしまうこと、それはまわりが判断することかもしれないが、まわりに分かってもらえなければ結果それは独り善がりで終わってしまう。
自分で意識していなくても表現ができる人もいる。
でもそれは稀な存在だ。

今やっているインプロはそういった表現と表出の狭間をゆらゆらしてる人にとっては有効な手段だと言うことも分かった。
知らず知らずのうちに自覚させられるのだ。
でもそれは、自分自身も稽古場で実践しながら、そしてそのあと参加者達のいろんな話を聞いて、自分自身のもやもやが確信に変わっていくところでもある。

それから、台本の解釈についてもいろいろと議論が別れる部分をみんなに聞いてみた。
議論しながら詰めていく部分はあるが、しかし芝居は一回性と言う性質もあり議論の分かれた部分をファーストインプレッションで聞いていくのも大事なことだ。
結果、劇団員のなかでもその解釈が二分したので、今回は演出である自分が思う方を優先した。

芝居は役者の物と言われがちだけど、役者だけで作り上げていくものではない。
まして演出一人のものでもない。
全員で作っていくものだ。
改めてその意味を感じたのだった。


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