復帰後二回目の稽古!
稽古自体は演出・演出助手共に欠席。 よってセリフ覚えのための喧噪のような稽古場と化す。 よって稽古場に緊張感はないが、みんなの前向きな姿勢は伝わって来る。
お陰で集中出来ないが、セリフ覚えのいつもの相手とリフ覚え。 この人はたまに役者でも出る人なのだが、これまでの公演の稽古の時、この日にセリフを入れると決めた日に読みをやってもらう人である。 そんなわけでセリフはだいぶ入る。 この時期にこれだけの稽古でこれだけのリフの入りはオイラとしては奇跡に近い。 だからといって芝居の仕上がりが早くなるかどうかはやってみないと分からない。 しかし、セリフが入って来たのでちゃんとした稽古がしたくてうずうずする。 でも交通整理する人がいないので諦めて、セリフ覚えも飽きて来たので(おい!)舞台監督の仕事をしたり、様々な代役をする。 代役はあくまで代役なので楽しい。 稽古の初期段階なのでキャラが固まっているわけでもなく、本役に似た読みや間を取る必要もないので、悪いなあと思いつつ様々なアプローチを試みる。 当然戸惑う役者達(すまんのう)。
全体的には稽古場のテンションは上がりつつあるかに見えるが、大量生産のオートメーション工場みたいな雰囲気で、職人が「ものづくり」をするような緊張感のある稽古場にはまだなっていない。
稽古後、いつもの店に飲みに行く。 人数は15人前後(おいおい、殆ど全員やんけ!)。 そこで、今回の演出に代表として舞台監督として、そして仲間としてのちょっとお説教じみた言葉を吐く。 主には劇団の今の実力での社会資源のとらえ方の話をした。 裏方は既に予定よりも遅れている部署が出はじめているのでちょっと不安をつのらせるのだった。
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